相模鉄道の利用者待望の「特急」運転開始

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相模鉄道(横浜市西区)は、4月27日(日)から全線白紙ダイヤ改定を行いました。列車種別の変更を伴うものとしては、1999年(平成11年)の快速導入以来15年ぶり。

今回は、二俣川駅(横浜市旭区)以遠の住民が渇望していた最速達列車の『特急』が設定されます。

特急列車の運転は、日中の午前10時から午後4時まで。本線(横浜~海老名)、いずみ野線(横浜~湘南台) の両系統に30分間隔で合計1時間あたり4本が運転されます。

横浜駅を出ると、二俣川駅までは両系統ともにノンストップ。二俣川から先は、本線系統が大和駅(神奈川県大和市)のみ、いずみ野線系統がいずみ野駅(横浜市泉区)のみの途中停車。

終点の海老名駅(神奈川県海老名市)、湘南台駅(神奈川県藤沢市)まで、途中2駅だけ停車というのは、相鉄史上最も停車駅の少ない運転種別となります。

横浜駅から大和駅までは急行で21分かかっていたものが特急では18分、海老名駅までは急行で32分のところ26分と大きな時間短縮を実現します。

海老名駅からは羽田空港まで直行のリムジンバスが運転されているものの、相鉄線の他の駅からは横浜駅に出て京浜急行電鉄の『エアポート急行』か、京浜急行バス(東京都港区)のリムジンバスに乗り継がなければなりません。

このため、横浜市西部から羽田空港へ向かう航空利用客の利便も向上することが期待されます。

なお、特急運転時間帯は本線に走っていた『急行』(二俣川駅以遠各駅停車)に代えて『快速』(鶴ヶ峰駅以遠各駅停車+星川駅にも停車)を設定。

特急が走らないラッシュ時間帯は本線急行を従来通り1時間あたり最大13本運転してサービスレベルを維持します。

Post&Photo: Traveler’s Supportasia