【北朝鮮ライターの転載コラム】北朝鮮で働いてみた! ひたすら練炭を作る作業をする

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【転載コラム】朝鮮の人は基本的によく働きますね。もちろん昨今では独立採算制が部分的に導入されたため、利益のために働く概念が浸透してきましたが、基本的に私利私欲のために働くという意識はまだ薄く、
余計な感情なくきびきびと働いて酒飲んで休日はブラブラして……とシンプルなので逆にうらやましいです。貧富の差はもちろんありますけども。

北朝鮮での労働といえば炭鉱や建設現場などがまず思い浮かぶでしょう。ほかにも、マスゲーム「アリラン」公演に在日朝鮮人スタッフが動員されることもあります。

そんななか、「体験労働」程度であればその場のノリと交渉次第で可能でした。こういうのはノリが全てですね、はい……。知ってのとおり、寒い寒い北朝鮮。同じ気温でも、日本の寒さとは比べものになりません。そこで各家庭では真冬に備えて練炭を作り、オンドル(床暖房)用に備蓄しておくのです。

水で溶き、ペースト状にした炭に上から型を押して固める作業。何だ、簡単ではないか……と思いきや、型が全然抜けない! いくらグリグリしても抜けない! 

だが、突然のハプニングにより労働を完遂することはできませんでした。ひとしきり炭と格闘していると、数年間音沙汰のなかった北朝鮮の知人が通りかかり、明らかに笑いをこらえながら「何してんの?」と声をかけてきたのです

まさかの再会と不意打ちに苦笑いするしかなかった私。向こうも苦笑いでした。そりゃ、数年間会ってなかった海外の知り合いが道端で労働してたら笑うだろと。

このように、予想外のアクシデントにより短時間で終了しましたが、機会があったら、本格的な労働に参加してみたいと思います。キッツイ仕事でなければ……。

現地案内員によると、「本気でやりたいんだったら申請してみても良い(笑)」とのことなので、朝鮮観光を予定しているマニアックな人はダメ元で言ってみてはどうでしょう。ちなみに、バイト代が出るかどうかは不明ですすいません。

転載元&写真: ライター安宿緑
Post: GoTrip

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