【現地取材】財政危機!?ギリシャの最新お金事情

最近、財政危機でニュースに取り上げられることも多いギリシャですが、実際に現地はどうなっているのか?実際に現地に行って調べてみました。

ギリシャでは、銀行が一時休業したり、先月からは緊急策として1日のATMからの現金引き出し額の上限が設けられて、多くの市民がATMに行列しているのがニュースなどでも報道されていました。

こちらは首都・アテネ市のとあるATM。引き出し上限が設けられた直後は、行列ができたり、あまりに多くの人が殺到したため多くのATMで現金が底をつく事態に陥りましたが、現在は特に行列している様子もありません。

確かに画面を見てみると、たしかに1日の現金引き出し額の上限は60ユーロと表示されています。

でもこれは外国人(外国の銀行カード)には適用されないため、外国人観光客がATMからお金を引き出している姿はよく目にしました。

なお、観光などで訪れる場合にも気になる、クレジットカードが使えるのかという点ですが、多くのホテルやレストランなどでは、今まで通りにカードが使えるようです。

地元ギリシャ人に聞いてみたところ、念のために事前にホテルなどにカードが使えるか確認しておいた方が良いとのことですが、それほど以前と変わらないとのこと。

アテネを離れてエーゲ海の島々に行くと、多くのギリシャ人が休暇を楽しんでいる姿を目にします。ギリシャ人は元々楽天的な気質の人が多いせいか、まったく財政危機のあおりを感じることはありません。

また、ユーロ圏の国々とも財政支援を巡って緊張が高まっていますが、観光客の数は全く影響を受けていないようで、多くのヨーロッパ人を目にします。

観光はギリシャの主要産業なので、今訪れるといつもに増して大歓迎をしてくれるかも知れません。

百聞は一見に如かず、しっかりと現地の情報を確認して、素敵な旅をお楽しみください。

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