梅の名所!学問の神様・湯島天神の「梅まつり」で、春の訪れを感じ取ろう!

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1500年以上の歴史を持つ、東京・湯島にある湯島天神(湯島天満宮)は、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っていることで、とても有名です。

毎年、受験シーズンになると湯島天神では、たくさんの受験生たちが合格祈願に訪れ、山盛りにかけられたたくさんの絵馬の眺めは、ある種壮観さすら感じます。

そんな湯島天神は合格祈願だけでなく、江戸時代からの梅の名所としても有名で、毎年2月中旬から3月上旬までが梅の花の見頃となっています。

その時期に合わせて湯島天神では、春の訪れを感じられる「湯島天神 梅まつり」を開催しています。2016年の今年は来週の3月8日(火)までとなっています。

・湯島天神の梅まつりは約45万人が訪れる、春の風物詩!
昔から多くの参拝者に親しまれている湯島天神は、上野の不忍池やアメ横から、ほど近い場所にあります。

普段の湯島天神は、上野の喧騒とうって変わって、静かで落ちついた雰囲気の境内ですが、今のこの時期は受験シーズンに加えて「梅まつり」が開催されるため、延べで約45万人の参拝者が訪れる、全国的に有名な春の風物詩となっています。

湯島天神の表参道から訪れると、まずは銅製の鳥居が迎えてくれます。

参道沿いの両側には、屋台や出店がたくさんでており、多くの人で賑わっており、お祭り気分を味わうことができます。

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・まだ間に合う!「湯島の白梅」
湯島天神の境内には、約20種計300本を超える梅の木があり、ピークは過ぎてしまっていますが、まだ白色やピンクのたくさんの花をつけている梅の木があります。

梅の花に近づいてみると、梅のほのかな甘い香りに包まれて癒され、さらに梅の花を眺めながらのんびりと甘酒を味わうこともできます。

湯島天神(湯島天満宮)を含め、日本各地にある天満宮は、梅の名所になっている所が多いです。それは祀られている菅原道真公がこよなく愛したのが梅の花だったことにちなんでいます。

天満宮の紋にも梅の花を象徴としたものを利用していることからも、天満宮と梅には特別なつながりがあります。

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・傷や病気の所をなでると治る?!頭をなでると頭がよくなる!?「撫で牛」
天満宮では、梅と同じくらい、ゆかりがあるのが牛です。なぜ牛なのかというと、祀られている菅原道真公が丑(うし)年に生まれ、丑(うし)年に亡くなったから等、諸説あり、関わりがとても強く、このことから牛は神さまの使いとされています。

そのため、境内には牛が安置されており、「撫で牛(なでうし)」と呼ばれています。

撫で牛とは、自分の身体で傷や病気の所をなでた後、その牛の身体の同じ所をなでると、悪いところが牛に移って病気が治ると言われています。また、頭をなでると頭がよくなるといわれています。

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・落とし物、探し物、迷子が見つかる「奇縁氷人石(きえんひょうじんせき)」
湯島天神の境内には「奇縁氷人石」と呼ばれる貴重な石があります。江戸時代に落とし物、探し物、迷子の時に、紙に書いて、この石に貼っておくと、それを見かけた人や知っている人が応えてくれる、掲示板のような役割を担っていた石です。

江戸時代の特に人出が多かった浅草や神田などを中心に設置されていたそうで、現在、残っているのは湯島天神だけとなっています。

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まだ間に合う湯島天神の「梅まつり」で、春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか?

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<湯島天満宮(湯島天神)>
住所 東京都文京区湯島3-30-1
開園 6:00〜19:30
料金 境内無料
ホームページ http://www.yushimatenjin.or.jp/

<湯島天神 梅まつり>
イベント期間 2016年2月8日(月)〜3月8日(火)

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