美しすぎるコーヒー「アンブル・ドゥ・レーヌ」が味わえるお店。豊島区池袋の「皇琲亭(コーヒーテイ)」


今や東京を代表するターミナル駅の1つ「池袋」。実は池袋は、現在のような繁華街ではありませんでした。

現在の都電荒川線が開業した1911年当時、繁華街と言えば、市電の乗り入れが行われていた神田や巣鴨、大塚などが中心で、現在の西武池袋線や東武東上線は、本来池袋を起点とした路線ではなく、あくまで池袋は神田や巣鴨への延伸するための通過駅の1つでした。

当時の池袋は繁華街というよりもむしろ、文教地区として知られており、現在でも立教大学や自由学園などの学校が残っているのはその為です。

その後第二次世界大戦が勃発した1939年、池袋駅前に東京市電が乗り入れたことにより、それまでの人の流れが大きく変わり、池袋は現在の大きなターミナル駅として発展していく事になります。

そんな紆余曲折を経たうえで大きく成長してきた池袋駅に、美味しいコーヒーを落ち着いて味わえるお店がある事をご存知でしょうか?

それが今回ご紹介するお店、「皇琲亭(コーヒーテイ)」です。

・コーヒーのプロの店
アンティーク調の上品な雰囲気の店内で、美味しいコーヒーが飲める喫茶店「皇琲亭」。

実はこちらのお店、店舗の2階で開講しているコーヒーのプロを養成するための学校「現代珈琲専門学院」のモデルショップであり、そのためコーヒーの技術もさることながら、コーヒーに対する情熱も並大抵ではありません。

こだわりの豆は紀州備長炭の炭火で丁寧に焙煎しており、なおかつ注文を受けてから豆を挽いてドリップしているため、いつでも淹れたての上質な香りのコーヒーを楽しむことができます。

また、コーヒーを注文した際に注目したいのがコーヒーカップ。店の棚にはズラリと100種以上の高級なコーヒーカップが並んでおり、どのカップで提供されるかはその日の運次第。素敵なコーヒーカップとの出会いも楽しい喫茶店が「皇琲亭」なのです。

・美しすぎるコーヒー
「美しすぎるコーヒー」として話題を集めているのが「アンブル・ドゥ・レーヌ」というアレンジコーヒー。

別名「琥珀の女王」とも呼ばれる美しきコーヒーは、抽出した砂糖入りのコーヒーエキスの上にエバミルクをフロートした特別な一杯です。はじめは混ざり合うことなく白と黒の見事な2層に分かれていますが、口をつけることでコーヒーとエバミルクが混ざり合い、名前の通りに見事な琥珀色に染まっていきます。

その美しさはコーヒーというより芸術品と言うべき華やかさで、目でも楽しめるコーヒーと言えるでしょう。また、女王という名にふさわしい甘く濃厚な口当たりは、コーヒーとは思えないほど高貴な味わいで、一口飲んだら最後、その甘美な魅力の虜になってしまいます。

「アンブル・ドゥ・レーヌ」は、様々なコーヒーが味わえる「皇琲亭」においても絶大な存在感のあるメニューで、まさしく女王というべき贅沢な一杯です。

・スイーツも充実
「皇琲亭」では、コーヒーのお供となるスイーツも充実しています。お店で定番人気のスイーツといえばコクとまろやかさが自慢のチーズケーキですが、特にオススメしたい商品が、季節限定で販売されるマンゴーレアチーズケーキ。

レアチーズケーキの上にムース状のマンゴーとマンゴーの果実が乗せられた逸品で、一口食べれば、マンゴーの甘い芳醇な香りが口の中を滑らかに広がり、レアチーズの濃厚な口どけが舌全体を包んでいきます。その完成度の高さは喫茶店を遥かに超えたレベルで、思わずケーキだけでも食べに行きたくなってしまうほどの美味しさです。

もちろん、絶品スイーツと一緒に香り高いコーヒーを味わえば、最高のコーヒータイムとなることは間違いありません。

美しすぎるコーヒー「アンブル・ドゥ・レーヌ」を飲むことができる池袋の喫茶店「皇琲亭」。

池袋の賑やかな街並みに隠れたレトロで落ち着いた店内は、コーヒーの心地よい香りと共に一時の癒しを届けてくれます。

池袋を訪れた際は、コーヒーのプロによって生み出される「琥珀の女王」を片手に、優雅で贅沢な一時を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

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お店   皇琲亭 (コーヒーテイ)
住所   東京都豊島区東池袋1-7-2 東駒ビル 1F
営業時間 11:00~22:30(LO22:00)
定休日  無休












この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : 皇琲亭 (コーヒーテイ)

住所 : 東京都豊島区東池袋1-7-2 東駒ビル 1F