オランダ・アムステルダムの赤く照らされた夜の通り、通称「飾り窓地帯」に行ってみた

無数の運河や湖に囲まれ、古くから港町として栄えたオランダ。

飛行機から見下ろすと、「水の都」と言われている所以がよくわかるように、縦横無尽に走る豊富な水路を見ることができます。

昔から世界に向けての貿易が開かれていたり、ヨーロッパ各国に河川輸送が広げられているのもここオランダから。

オランダの雰囲気が何事に対してもオープンで気さくなのには、こういったことが関係しているのかもしれません。

そんなオランダの中心でもある「アムステルダム」は観光スポットとして外せない魅力的な場所を数多く携えたオランダ最大の首都です。

アムステルダムの中央にあり常にたくさんの人で賑っているセントラル駅から、アムステルダム最古の教会といわれている「旧教会」がある地区へ向かう道を歩いて行くと、突如、赤く照らされた通りが表れます。

この赤く照らされた窓の立ち並ぶ、通称「飾り窓地帯」または「レッド・ライト・ディストリクト(Red Light District)」と呼ばれる地域は、国によって管理された、いわゆる政府公認の売春街です。


オランダではオランダ人自らが「世界は神が造りたもうたが、オランダはオランダ人が造った」と自負しているように、合理的な考え方や自律主義的な考え方を尊重し、近代的な市民精神を持つことを誇りとしています。

その為オランダでは、「完全に禁止にするよりもコントロールする事で治安を保つ」という政府の政策により、大麻や売春が合法となっています。

日本からしてみると信じられないくらいの驚きのこの法律には、人々の欲望に寛大で自由なオランダの精神がそのまま表現されているように見えます。

2000年の10月に執り行われた売春合法化で、政府が売春に介入する対策は成功しており、児童売春などで違法に働かされている女性達が守られるようになり、政府から売春のライセンスを取得した売春婦が、国のコントロールの下で働く事で社会福祉を利用できるようになりました。

飾り窓の数は、現在400店舗ほど。

今や連日連夜世界中から人々が集まるようになり観光地と化した「飾り窓地域」をより安全なものにするため、以前に比べると減ってきているそうですが、政府としては完全には無くさない方向だということです。

飾り窓のある建物の大家は、売春婦が国の下で受診した健康診断の結果を受け取らなければならなかったりと、とても厳しく管理されているようです。

実際に窓に並んでいる売春婦達は、びっくりするほど美しいです。

セクシーな服装をしていますが、それぞれが自分のスタイルを持っていてお洒落ですし、女性の観光客等のただの見物客に対しても手を振ってくれたりと、愛想も良いです。

ただし、この地域では「特定の人物にフォーカスした写真撮影が厳禁」となっていますので、注意が必要です。

また、週末の夜は観光客が大変多く歩くのも困難なほど賑わっていますので、スリにも気をつけなければなりません。

ですが、警察官も常駐していて、街中には監視カメラが設置されていますので、写真撮影とスリに気をつければ、貴重な体験ができる事と思います。

アムステルダムに来た際には波止場に降り立った水夫達の気分になって、一度足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

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