ドイツにおける文化と芸術の都ドレスデンから日帰りで行けるおススメ観光スポット3選

ドイツ東部における主要な観光地であるドレスデン。戦争で破壊されながらも見事に復興を遂げた美しい旧市街をはじめ、芸術や音楽が多くの旅人を惹きつけている町です。

そんな見どころが多いドレスデンですが、町から少し足を延ばして日帰りで楽しめるスポットが豊富にあることをご存知でしたか?今回はその中からおすすめの3つを紹介します。

1. モーリツブルク城

ドレスデンから北西へ約14キロの場所にあるのがモーリツブルク城です。この一帯は野生の鹿などが生息しており、この城もかつては狩りの為の城として使われていました。

ザクセン公によって1542年に建てられたモーリツブルク城。バロック様式の城の内部には、7つのホールと200もの部屋があります。場内は城博物館になっており、豪華な部屋やコレクションを見学できるほか、定期的に催し物も行われています。

また5月から10月初旬までの期間中は、なんと敷地内にある小さな家に泊まる事も可能です。お城に泊まるなんて、そう簡単に体験できることではありませんよね。

2. ザクセンのスイス

ザクセンのスイスはドイツとチェコの国境付近にある、切り立った山々がそびえ立つエリアです。都市ばかり見てきたので少し自然の中で動きたい、という人にはうってつけの場所。なぜなら、ここでは大自然の中でハイキングが楽しめるからです。

筆者が特におすすめするのは、バスタイ橋まで登るコース。重装備なしで登れるコースでありながら、上からは最高の眺めが楽しめます。100メートルもの断崖絶壁が並ぶ姿は、荒々しい自然が作り出す絶景そのものです。

3. マイセン

誰もがその名を1度は聞いたことのある高級磁器マイセン。実は町の名前だという事をご存知でしたか?ドレスデンから電車で30分ほどの所にあるこの町から、今でも世界中にマイセンの製品が送り出されているのです。

第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたドレスデンとは対照的に、被害が少なかったマイセン。中世の面影を残す可愛らしい町の中では、そぞろ歩きが楽しいです。高台に登れば、オレンジ色の屋根で統一されたおもちゃの町のような風景が楽しめます。

またマイセンの博物館では、磁器製作の様子を間近で見学できるほか、歴代の食器や壺が展示されており、磁器に詳しくなくても楽しめる場所です。アウトレット製品も売られているほか、マイセンの食器で食事が頂けるカフェ・レストランも併設されています。優雅な気分で食事なんていうのも良いですね。

今回紹介した3か所は、重厚な雰囲気の漂うドレスデンとはまた違った趣のあるスポットです。

皆さんの好みに合わせてドレスデン旅行のなかに組み込めば、旅の中に変化が出て面白くなるかもしれません。

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