世界遺産の町リューベック、教会の塔から眺める美しい旧市街は絶景!

北ドイツには港町が多いというイメージがありますが、バルト海に面したリューベックもそんな港町の1つ。

かつてはハンザ同盟の盟主でもあったリューベックですが、旧市街の美し空「ハンザの女王」という異名も持っています。

そんな美しいリューベックの旧市街を、上から眺める事のできるスポットがあるのをご存知でしたか?それが、旧市街に入ってすぐの場所にある聖ペトリ教会です。

聖ペトリ教会があるのは、この町のシンボルでもあるホルステン門から少し進んだ場所です。ホルステン門の後ろから顔を出している、教会の緑の屋根が分かりますか?この教会こそが聖ペトリ教会。教会の塔へはエレベーターで昇ることができ、塔の上からは世界遺産にも登録されたリューベックの美しい街並みを楽しむ事ができます。

さあ、塔の上へ行ってみましょう。

先ほど少し触れたホルステン門を上から見下ろす眺めは、ガイドブックなどでもお馴染みの光景ですね。近くで見るとどっしりとして堂々とした姿のホルステン門も、上から眺めるとミニチュアみたいでとても可愛らしいです。内部は博物館になっていて、この町や貿易の歴史についての展示がされています。

視線をずらしていくと、次に見えてくるのは、マルクト広場に建つ市庁舎とマリエン教会。ハンザ同盟の盟主であるリューベックの中でも、市庁舎は重要な政治的機能を果たしていました。また市庁舎の建物は、他のハンザ都市の市庁舎のお手本にもなったと言われています。

方角ごとに何が見えるのか分かりやすく書いてあるので、ぜひ参考にしてみてください。

マルクト広場の背後にあるマリエン教会は、筆者が訪れた4月初旬は工事中であったので、残念ながら塔の部分が覆われてしまっていました。とは言うもののドイツで3番目に大きい教会というだけあり、その姿は立派です。

かつてはあのバッハも通っていたというマリエン教会ですが、第二次世界大戦中には空襲で破壊されてしまいます。その後教会は復元されましたが、割れた鐘は地面に落ちたそのままの状態で保存され、戦争の悲惨さを現代へ伝えているのです。

視線を更に移していくと、次に見えてくるのは可愛らしいオレンジ屋根の家々が並ぶエリア。背の高い家々が並ぶ様子は、北ドイツならではですね。

塔の上から街全体が見渡せるペトリ教会の塔。旧市街に入ってまずここに登れば、どこに何があるのか大体の位置関係もつかめるので、観光もしやすくなるでしょう。

世界遺産に登録された街並みを、上からも楽しんでみてはいかがでしょうか?

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