東西が出会うエネルギッシュな街、ブルガリアの首都・ソフィアの観光スポット7選

日本ではヨーグルトで知られる東ヨーロッパの国、ブルガリアの首都・ソフィア。

バルカン半島の各国への玄関口でもあるこの街は、東西の文化が混在した独特の風景と活気が魅力。そんなソフィアで必見の7つの観光スポットをご紹介しましょう。

・アレクサンダル・ネフスキー大聖堂

ここを見ずしてソフィアの観光ははじまらない、ソフィアのシンボル的存在がアレクサンダル・ネフスキー大聖堂です。

5000人を収容できる、ブルガリアで最大かつ最も美しいといわれるブルガリア正教会の大聖堂で、ブルガリアがオスマン朝の支配から独立するきっかけとなった露土戦争で戦死したロシア人兵士を慰霊する目的で建てられました。

金色に輝く高さ45メートルの中央のドームをはじめ、12のドームをもつネオ・ビザンティン様式の大聖堂は、ソフィアを象徴するにふさわしい壮麗な建造物。周囲をぐるりと一周して、違った角度からその姿を堪能せずにはいられません。

複雑なシルエットが印象的な外観のみならず、400人もの画家を動員したという壁画や巨大なシャンデリア、豪華なイコノスタスで飾られた内部も圧巻の美しさです。

・バーニャ・バシ・ジャーミヤ

1556年のオスマン朝時代に建設されたイスラム教のモスクで、当時最高の建築家と呼ばれたミマール・スィナンの設計で建てられました。ソフィアのど真ん中でトルコの雰囲気を醸し出すこのモスクは、周囲の風景とユニークなコントラストを生んでいます。

「バーニャ」とは「風呂」の意味で、この近くに中央浴場があったことからその名が付きました。

イスラム教徒でなくても内部の見学が可能。こぢんまりとしたモスクではありますが、色鮮やかなキュフタヤ陶器が使われた幾何学模様の装飾や、パステルカラーのステンドグラスが可愛らしく、まるでトルコにいるかのような気分が味わえます。

・ソフィア・シナゴーグ

バーニャ・バシ・ジャーミヤのほど近くに建つユダヤ教の会堂。大小のドームと横縞が組み合わさった貫録たっぷりの姿は、遠くからでも目を引きます。このシナゴークは南欧系ユダヤ教徒・セファルディムのもので、セファルディムのシナゴークとしてはヨーロッパ最大規模を誇っています。

落ち着いた金色をベースに、ブルーやオレンジといった色彩が組み合わさった内部は、シナゴークならではのエキゾチックで神秘的な空間。ブルガリア最大といわれる、中央の大ドームから吊り下がった重さ2トンのシャンデリアにも注目です。

・セントラル・ハリ

ソフィア・シナゴーグに隣接する市場で、1910年に創設されたかつての中央市場。現在は、食料品や日用品を扱う小規模な商店が並ぶマーケットとして営業しています。ブルガリアワインを豊富に扱うワインの店や、ブルガリアンローズを使った化粧品を扱う店など、お土産選びに立ち寄りたい店も。

筆者のおすすめは、1階で売られているフレッシュフルーツジュース。しぼりたてのオレンジジュースがなんと1リットル約200円という庶民派価格は見逃せません。

・セルディカの遺跡

ソフィアの中心、地下鉄セルディカ駅周辺に広がる古代都市・セルディカの遺跡。地下鉄建設工事の際に偶然見つかったという珍しい遺跡で、旧共産党本部前の地下道をはじめ、セルディカ駅の周辺に2~14世紀の城壁や門の一部、公衆浴場跡などが残されています。

近代的なビルも建つソフィアの中心部に陣取る古代の遺跡。なんとも奇妙な光景です。

・聖ニコライ・ロシア教会

1914年にロシア人外交官、セモントフスキ・クリロの命によって建設されたロシア正教会の教会です。

17世紀のモスクワの教会にならって建てられたといい、タマネギ形のドームがのっかるその姿は、まさに「ロシアの教会」のイメージそのもの。5つの金色のドームと最後のロシア皇帝・ニコライ2世から寄贈された8つのベルを持ち、美しい壁画で覆われた荘厳な内部も必見です。

・ソフィア歴史博物館

20世紀はじめから公衆浴場として使われていた建物が改装され、2014年に博物館としてオープンしました。

紀元前6世紀から20世紀までのソフィアの歴史がテーマで、正教会に欠かせないイコンや、19世紀の家具や衣服、ブルガリア王室の豪華コレクションなど、多岐にわたる展示とともに、ソフィアの歩みを知ることができます。建物自体も美しく、周囲は公園となっているので散策にもぴったりです。

今回ご紹介した7つのスポットは、ほとんど地下鉄セルディカ駅周辺に集中しています。最も離れているアレクサンダル・ネフスキー大聖堂でさえ、セルディカ駅から1キロほど。狭い範囲に、さまざまな文化や時代を象徴するスポットがぎゅっと詰まっているのです。

見どころがコンパクトにまとまったソフィアの街を歩けば、この街がもつ多彩な表情に驚かされることでしょう。

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