旅行者の味方「Uber」がインドネシアで利用できなくなった!?

Uberを使う日本人旅行者が増えてきたように思えます。

日本では、Uberというサービスはあまり知られていません。これはオンライン配車アプリですが、世界では「究極の白タク」として非難を浴びているという側面もあります。ドライバーはオンライン登録の一般人、すなわち陸運営業免許を持っていない人たちだからです。

日本におけるUberは、規制が強固なため既存のハイヤー企業と提携するに留まっています。そこへ日本交通の川鍋一朗会長が数万単位の車両を導入した配車アプリサービスを展開したため、Uberは完全に影の薄い存在となってしまいました。

ですが国外では、「既存タクシーVS配車アプリ」の激闘が続いています。これが、我々外国人旅行者にも大きな影響を及ぼしているのです。

・世界では大人気のUber

悪質なタクシーに法外な料金を請求された、という経験は多くの旅行者にあるはずです。

とくに空港はそうした白タクの巣窟で、値段を聞かずに乗ってしまったら「後の祭り」。こうしたことが頻発していたからこそ、Uberのような明瞭会計のオンラインサービスが人気を集めたということもあります。

とにかく、Uberは非常に便利です。出発地と目的地を予め設定することで、どんなローカルな場所にも正確に移動することができます。新興国のタクシーは今もカーナビが付いていないという場合が多いのですが、ドライバーのスマホがカーナビの代わりになります。

そして何より、安い。既存タクシーすべてがボッタクリのように思えるほどの低料金です。

こうして書くと、Uberはまさに文明の利器のようにも思えます。

・一部地域で乗り入れ禁止措置

しかし、そのUberが旅先で突然利用できなくなったら?

そうしたことが、インドネシアで発生しています。

インドネシアも他の国と同じように、Uberを巡る陸運業界内の対立が深刻化しています。その中で中央政府はオンラインサービス側の一人勝ちを防ぐ規制を打ち出しましたが、それが最高裁命令で白紙になりました。

するとオンラインサービス側にとっては極めて有利ということになるはずですが、状況はそこまで単純ではありません。「法規制による根拠がなくなった」ということを理由に、西ジャワ州などの自治体がオンライン配車を禁止しました。

正確に言えば「陸運の営業免許を取得していない配車サービスの禁止」なのですが、その中にはUberも混ざっています。

・既存タクシーもアプリ配信

そしてそうした情報は、Uberのアプリでは一切表示されません。これが外国人旅行者に混乱をもたらす大きな要因でもあります。

バリのグラライ国際空港や繁華街レギャン通りなどでも、Uberのピックアップは禁止されています。そのような大事な情報も、現地の人からいちいち仕入れなければなりません。

Uberを始めとしたオンラインサービス自体は非常に利便性が高いのですが、その規制の在り方を巡って各企業や協会が対立しているのです。

では、どうするべきか。ひとつとして「大手タクシー会社のオンラインサービスを利用する」という手段があります。

インドネシアのタクシー最大手はBlue Birdです。この企業は『My Blue Bird』というアプリを配信しています。iOS、Androidの両OS対応です。

もちろん既存タクシーはどうしても割高に見えてしまいますが、My Blue Birdの場合はピックアップポイントに制限がない上クレジットカード決済に対応しているため、高い利便性を誇っているのもまた事実です。

【参考】

Uber Indonesia

My Blue Bird

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