三島由紀夫が最後の晩餐に選んだお店で絶品の親子丼を堪能しよう / 東京・新橋「末げん」のかま定食

東京・新橋。

全国的にもサラリーマンの町として有名なこの街には高度経済成長期から、日本を支えてきた多くの企業戦士の胃袋を満たしてきたお店が町中にキラボシのごとく存在している。

つまり新橋で働く人にとって、新橋はまさに職場であり、食場でもあるのだ。

今回ご紹介するのはそんな新橋で長年にわたって愛されてきた老舗の名店「末げん」。

・あの三島由紀夫も愛した明治42年創業の老舗、それが「末げん」
こちらのお店、明治42年(1909年)創業の老舗の料理店。

1909年といえば、伊藤博文がハルピンで暗殺され、日露戦争に勝利したものの日本全国で戦争による影響で不況にあえいでいた時代。

しかしながら、国内では山手線の運転が開始され、京成電鉄、味の素の前身である鈴木商店、さらには、三井物産や新宿中村屋などが相次いで開業し、時代に残る不況の陰と新しい発展の光とが混在していた状況。

そんな時代に産まれた老舗は、その美味しい味わいから、多くの著名人に愛されてたのだ。

例えば、日本で最初の本格的政党内閣としての総理大臣・原敬や、六代目菊五郎、そして鳩山一郎に三島由紀夫ら、日本の誰もが知る著名人がこのお店を贔屓(ひいき)にしてきた。


・あじわっておきたい「かま定食」
こちらのお店、夜のメニューは料亭価格となってしまうのだが、お昼のランチはリーズナブルな価格で提供されている。

ランチで味わえるのは「かま定食」「唐揚げ定食」「たつた揚げ定食」の3つだが、ここは是非、こちらのお店のオリジナルメニューである鶏肉のミンチをつかった親子丼「かま定食」を味わっておきたい。

丼が到着すると、まずは鳥スープの香りが食欲を掻立ててくれる。

おもむろに蓋をあけると、このお店特製の親子丼が美味しい香りとともにその美しい姿を現してくれる。

たっぷりの三ッ葉に、つややかな玉子、そしてたっぷりの鶏肉のミンチ。

鶏肉のミンチ、と聞くと少し安っぽいイメージとなってしまうかもしれないが、こちらの鶏肉のミンチはまったく別物であることは味わってみれば分かる。

濃厚な鶏肉のウマミと、すこし粗めの鶏肉のミンチは食べ応えもコクも充分。濃厚な味わいはたっぷりと入った三ッ葉によってサッパリと味わう事が出来るし、美味しい鶏スープでリフレッシュすることもできるのだ。

もし新橋を訪れる事があるのであれば、歴史的な著名人に愛されてきたこちらのお店を訪れてみてはいかがだろうか。

きっとそこには、こちらのお店だからこその味わいと歴史があるに違いないのだ。

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お店 末げん (すえげん)
住所 東京都港区新橋2-15-7 Sプラザ弥生ビル 1F
営業時間  11:30~13:30 / 17:00~22:00
定休日 日・祝定休、土曜日不定休