青と白のフォトジェニックなモロッコの世界遺産の港町・エッサウィラを散策

モロッコには、日本でも知られているマラケシュやフェズ以外にも、個性あふれる世界遺産の街があります。

そのひとつがモロッコ南部のフォトジェニックな港町、エッサウィラ。古くから芸術家たちに愛されてきた街で、多くのモロッコ人が「一度は行ってみたい」と憧れる街でもあります。

一度でも、開放的でのんびりとしたエッサウィラ独特の雰囲気に触れればその理由がわかるはず。

街の歴史は古く、紀元前800年代のフェニキア時代からすでに港町として栄え、紀元前1世紀のローマ時代には、「古代紫」と呼ばれる美しい紫色の染料の産地として知られるようになりました。現在の街並みは、1765年にフランス人建築家、テオドール・クールニュの設計で造られたといわれています。

18世紀半ば以降は、モロッコ各地から芸術家や文人たちが集まるようになり、現在も街を歩けば数々のギャラリーや路上アーティストに出会います。

世界遺産に登録されている旧市街は、ぐるりと城壁に囲まれています。新市街からマラケシュ門やドゥカラ門をくぐって、いざ旧市街へ。

白と青で統一されたエッサウィラの旧市街は、フォトジェニックな風景でいっぱいです。

路地のあちこちに潜むストリートアートや、カラフルな陶器やテキスタイルといった雑貨の数々・・・写真好きな人ならついついシャッターが止まらなくなってしまうはず。

何気ない風景だって、はっとさせられるほど絵になるんです。

城壁に沿ったスカラ通りは、アートストリートの様相を呈していて、アートギャラリーや陶器のショップなどが並び、お土産探しにもぴったり。

小ぶりの絵画なら一枚数百円から購入できるので、アートの街を訪れた記念に絵画を購入してみるのもいいかもしれません。

外国人向けの洗練されたおしゃれなブティックやカフェ、レストランも多く、モロッコのほかの街とは一味違う、自由で開放的なムードが漂います。

といっても、街に流れる空気は穏やか。フレンドリーな人々は多いものの、強引な客引きはほとんどないので、のんびりと散策を楽しむことができます。

「おしゃれなアートの街」の顔をもつ一方で、エッサウィラには、世界遺産の街であるとか、アートの街であるとかに関係なく、ここで日常生活を営む人々の姿があります。

色とりどりのランプを売る土産物屋の手前には、小さな八百屋さんと日用品店。ランプと野菜や果物がコラボレーションした風景がなんだか新鮮で、目を奪われてしまいます。

旧市街を東西に貫くメインストリート、ムハンマド・ザルクトゥーニ通りには、パンの屋台や果物の屋台、肉屋など、地元の人々の生活を支えるお店が並び、庶民の活気満点。

観光と地元の人々の日常がすぐ隣り合わせになっているのもまた、エッサウィラの魅力だといえるでしょう。

エッサウィラを象徴する風景が、旧市街の西にある港のスカラから眺める城壁に囲まれた白い街並み。16世紀に、大砲を備えた見張り台として造られたスカラは今ではエッサウィラの最高のビュースポットです。

日本ではまだあまり知られていないエッサウィラですが、港町特有の開放感とのんびりしたムードも手伝って、なんともいえない居心地の良さで旅行者を包み込んでくれます。

一度訪れたら、きっとモロッコのなかでも印象に残る街のひとつになることでしょう。

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