スペインから日帰りもできる!モロッコの港町・タンジェの観光スポット6選

ジブラルタル海峡を挟んでヨーロッパと向き合うモロッコ北部の港町、タンジェ。

スペインのタリファ港から、タンジェ旧市街の向かいにあるタンジェ旧港までフェリーでわずか1時間ほどとあって、スペインからの日帰り旅行先としても人気があります。

ヨーロッパとアフリカを結ぶ交易の拠点として発展し、ヨーロッパ的な町並みと混沌としたアラブ的な雰囲気をあわせ持つ、タンジェで訪れたい観光スポットをご紹介します。

・メディナ(旧市街)

城壁に囲まれたメディナ(旧市街)が、タンジェ観光の中心。地中海地方らしく白壁の建物が並ぶ一方で、町に点在するモスクやジュラバをまとった人々の姿が、ここは紛れもなくモロッコなのだと教えてくれます。

メディナのランドマークが白い外壁と緑の装飾タイルが美しいグラン・モスク。非イスラム教徒が入ることはできませんが、外からその建築美を堪能しましょう。

イスラム教のモスクのみならず、スペイン教会などヨーロッパ風の建築もあり、この町がアフリカとヨーロッパの交差点であり続けてきたことを実感できる町並みが広がっています。

その独特の空気から芸術家たちを惹きつけてきた町だけあって、ストリートアートが点在するタンジェのメディナには絵になる風景がいっぱい。大通りだけでなく、観光客があまり通らない狭い路地に潜んでいるアートもあります。

白と青で統一された、ひっそりとした路地に足を踏み入れると、時間が止まったような感覚にとらわれるかもしれません。

・カスバ博物館

メディナの北端に位置する城塞地区がカスバ。もともと王宮だった建物を改装してオープンした博物館だけあって、精巧な装飾が施された建物そのものの美しさに目を奪われます。

伝統的なイスラム建築の解説のほか、モロッコに残る世界遺産のローマ遺跡、ヴォルビリス遺跡のモザイクなど、貴重な品々を見ることができます。

・タンジェ・アメリカ公使館協会

少し変わった名称ですが、ここもメディナの東側にある博物館です。実は、モロッコは1777年に世界で初めてアメリカ合衆国を国家として承認した国。

アメリカ史上初めての公館であるこの建物は、国外にある唯一のアメリカの歴史的建造物でもあり、西洋とイスラムの装飾様式が調和した味わい深い建物自体も一見の価値があります。

現在は、モロッコとアメリカの外交や文化交流についての展示を行っているほか、文化活動の推進やモロッコ研究の場としての役割も果たしています。モロッコ内外のアーティストによる絵画の展示や、アメリカ人作家ポール・ボウルズに関する展示もあり、多岐にわたる展示は見ごたえ十分。

・スーク(市場)

メディナの東側を中心に、庶民の活気あふれる昔ながらのスーク(市場)が広がります。

野菜や果物、肉などの生鮮食品や、お茶やスパイス、さらには陶器や革製品、木工製品や真鍮製品など、さまざまな土産物を売る店が広範囲に並び、見ているだけでも楽しくなります。お店のスタイルも、常設店舗から即席の露店までさまざま。

・スパルテル岬

タンジェの西15キロのところにあるスパルテル岬は、アフリカ大陸の北西端。ちょうど大西洋と地中海がぶつかる場所にあたり、ジブラルタル海峡を挟んでスペイン側を間近に見ることができます。

岬の先端には1864年に初めて点灯された美しい灯台が立ち、南ヨーロッパのリゾート地のような雰囲気を漂わせています。すぐそばにあるのレストランで、海を眺めながら食事やお茶を楽しむのもいいでしょう。

・ヘラクレスの洞穴

スパルテル岬から南へ4キロのところにある、神話の舞台となった洞穴。ギリシア神話では、12の功業を成し遂げたヘラクレスがここで休息したという言い伝えが残っています。

大西洋の波が打ち寄せ、自然の浸食によってできた洞穴内部は、つらら型の岩など自然の彫刻とも呼ばれるユニークな造形でいっぱい。モロッコ人にも大人気の観光地です。

ヨーロッパの香りとアラブ情緒の両方が楽しめる港町タンジェ。スペインからジブラルタル海峡を渡れば、世界がつながりつつも変化し続けていることが実感できるでしょう。

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