【世界の街並】港に面したカラフルな町並みが旅情をそそる / イタリアの世界遺産ヴェルナッツァを歩く

イタリアのリグリア海岸沿いにならぶ5つの村チンクエテッレ。

11世紀に城塞都市として発展した村々は交通手段が限られた、まさに陸の孤島。一方でその地理的条件を活かし、独自の文化や食文化が発達しました。海岸線に広がる風光明媚な風景は、ポルトヴェーネレの小島郡と共に世界遺産に登録されています。

各村それぞれが個性的なチンクエテッレの村々。なかでもカラフルな町並みが特に印象的なのが、西から2番目の海岸に位置する村ヴェルナッツァです。住民よりも観光客の方が多いといわれるだけあり、メインストリートであるローマ通りは圧倒されるほどの活気で溢れています。

お土産屋さんが多いのもヴェルナッツァの特徴のひとつ。マグネットをはじめとする旅の思い出になりそうなお土産やマヨルカ焼といった実際に使えそうな物まで、様々な店が並びます。テイクアウェイ専門のピザやパニーノを売る店もあり、食べ歩きも楽しいです。

ローマ通りを歩いていくとたどり着くのが、カラフルな建物に囲まれたマルコリーニ広場。港を望む広場にはカフェやレストランが並び、人々が美しい景色を眺めながら思い思いの時を過ごします。

普段なら海岸で水浴びをしている人々の姿が見えるはずですが、筆者が訪れた日は波が高くて危険なため、海岸に出ている人はほとんどいませんでした。

港に面して立っているサンタ・マルゲリータ・ディ・アンティオティア教会。港側から町を望むこの景色は、チンクエテッレの絵葉書で見た事のある方もいるかと思います。

町のシンボル的教会でありながら、内装はいたって質素。それでも訪れる人が後を絶たないのは、この教会に人々を惹きつける「何か」があるのかもしれません。

ヴェルナッツァへ行ったら、メインストリートから外れた路地裏にも入ってみてください。建物の背が高くて周りの景色が見えず、まさに迷路の中を歩いているかのよう。さっきまでいた町とはまるで違った、ヴェルナッツァの別の顔を垣間見ることができます。

チンクエテッレの他の町同様にヴェルナッツァもシーズン中は観光客で大変混雑します。人混みの中を歩いて疲れたら、町の至る所にある段差の部分に座り休憩するのも良いでしょう。目に飛び込んでくるカラフルな町並みが、また一歩先へと進む元気を与えてくれるはずです。

小さいながらも活気あふれる町ヴェルナッツァ。その旅情あふれるカラフル町並みは、チンクエテッレのなかでも群を抜いて素晴らしいものです。

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