【コーヒー好きなら当たり前】京都・三条珈琲店の「その場で作る珈琲ジュレ」が芸術的すぎる件
|プルンとした食感にコーヒーの香りと苦みが美味しいコーヒーゼリー。
コーヒーゼリーというメニューは、1963年、軽井沢のコーヒー専門店で「食べるコーヒー」として考案されたのが始まりとされます。
そんな軽井沢で生まれたコーヒーゼリーを作り立ての状態で提供してくれるこだわりの喫茶店が存在します。
それが今回ご紹介する京都の喫茶店「三条珈琲店」。
京都市営地下鉄東西線・三条京阪駅からほど近い場所にひっそりと営業しているこちらのお店は、知る人ぞ知る珈琲の名店です。
店内は、カウンター10席のみ。
店内は静かにBGMが流れており、一人でゆっくりコーヒーの味を楽しみたい人にもオススメの場所です。
このお店でぜひ注文していただきたい一品が「その場で作る珈琲ジュレ」。
メニューの名の通り、注文を受けてからコーヒーゼリーを1つずつ目の前で作ってくれます。
しかも使用するコーヒーは、その場で挽きたての豆を使用するのがオーナーのこだわり。
挽きたての豆からは非常にかぐわしい香りがただよい、素晴らしいコーヒーゼリーを味わえる予感がします。
ドリッパーに珈琲豆をセットし、静かにお湯を回し入れます。
目の前で丁寧にハンドドリップされたコーヒーは、コーヒーゼリーへと生まれ変わるための序章にすぎません。
お湯を注いだ時に、挽いた豆全体が膨らむのは、珈琲豆が新鮮な証拠。
次にコーヒーゼリーに甘みをつけるために、ガムシロップが慎重に投入されます。
氷をたっぷり敷いた小さなトレイの中に、淹れたての珈琲と溶いたゼラチンを流し入れ、ここで一気に急冷して固めます。
ゼリーが固まるまでの時間、オーナーと珈琲について語り合っても楽しいでしょう。
珈琲ジュレが固まったら、ゼリーでジュレをすくい上げます。
ミルクを入れて、こちらのお店の特製コーヒーゼリー「その場で作る珈琲ジュレ」の出来上がり。
オーナーの最初から最後までの手さばきは手慣れたもので、職人という言葉がぴったり。
出来上がった珈琲ジュレは、宝石のように美しい一品と仕上がりました。
挽きたての豆をつかい、丁寧なハンドドリップを経て作られるコーヒーゼリーは、まさに至高の逸品。
一口食べたら、豆の深いコクが口いっぱいに広がっていきます。
短時間で仕上げる技術に感動しながらいただく味わいは、最高のものでした。
こちらのお店、さらにこだわりを感じさせるのが、カウンターに置いてあるたくさんのシール。
このシールは、お店の壁に貼られている無数のシールと関係があります。
実はこちらのお店、来店者がその日に食べたメニューの味を評価するためのシールを用意しています。
柱の「激ウマ」、「旨い」、「並」、「まずい」、「激マズ」の欄に味の感想を素直に貼ることができます。
またお店に入る前に、このシールを見て、その日に注文するメニューを参考にしてもいいかもしれません。
京都に行った時は、京都の知る人ぞ知る珈琲の名店で、その場で作る珈琲ジュレを体験してみてはいかがでしょうか。
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店名 三条珈琲店
住所 京都府京都市東山区三町目40-1
時間 [火~金]13:00~20:00 [土・日・祝]10:00~20:00
休日 月曜日