インドでスタバよりも人気のコーヒーチェーンとは!?


インドの飲み物といえばチャイのイメージが強いかと思いますが、実は南インドでは紅茶よりもコーヒーの方がよく飲まれており世界でも有数のコーヒー豆の産地でもあります。

そんな南インドの都市、バンガロールで1996年に登場したインド初のコーヒーチェーン、カフェ・コーヒー・デイ(Café Coffee Day)はスタバよりも人気のコーヒーチェーンとして有名なお店。

今ではインド全国で約1600店舗を展開しており、またマレーシアやエジプト、ドバイなど海外にも店舗を広げています。

インドでは現在アメリカのスターバックス・コーヒーコーヒービーン ティーリーフ、イギリスのコスタコーヒーなどグローバルなコーヒーチェーンが進出してきていますが、カフェ・コーヒー・デイが登場した当時はまだコーヒーチェーン店はインドになく、カフェ・コーヒー・デイはインド全国にコーヒー文化を広めたパイオニアのような存在 。

現地では頭文字を組み合わせて”CCD”という略称で呼ばれています。

ちなみにニューデリーのスターバックスは店内のインテリアもインド風です。

急速な経済発展とともに数々の外資系飲食店がインド国内のコーヒーチェーン市場に参入する中、いまだ業界No.1のシェアと店舗数をほこるカフェ・コーヒー・デイ。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか?

やはり安さが一番!
カフェ・コーヒー・デイの魅力の1つとして上げられるのが、外資系のコーヒーチェーン店に比べるとリーズナブルな値段設定。カプチーノ1杯は約200円(2015年7月現在)。でも路上のチャイが1杯約10〜20円であることを思うと現地では決して安くはないのですが……

イギリスの大手チェーン、コスタコーヒーのカプチーノは1杯約350円。日本円で考えると150円の差ですが、現地の価格感でいうと150円の差は大きいのです。

チャイ同様とことん甘くなきゃ飲めません。
コーヒー文化が根付いてきたとは言え、インドでは無糖のブラックコーヒーを飲む人はほとんどいません。よって、カフェ・コーヒー・デイのメニューはカプチーノやカフェラテと数種の紅茶を除き、すべて非常に甘いクリームと砂糖たっぷりのものばかり。甘すぎるので現地で飲む場合は気をつける必要があります。

次々と登場しては消えていく新メニュー
そんな激甘なドリンクを提供するカフェ・コーヒー・デイは、日々企業努力を行っており、次々と謎のスペシャルメニューを開発しています。ただ、あまり美味しいとは言えず、次々と登場する謎のスペシャルメニューは、登場する端から消えていきます。
現地でスペシャルメニューを試してみたい、と挑戦してみたい方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?ただ、スペシャルメニューのほとんどはあまり美味しいとは言えないので、無難に定番メニューを頼むのがベターかもしれません。

いろいろな意味でインドらしいコーヒーチェーン店、カフェ・コーヒー・デイ。もしインドを訪れることがあればぜひ一度利用してみてはいかがでしょう?

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