【世界の街角】ドイツのバーデン・バーデンは優雅な雰囲気が漂う温泉の街!

ドイツの黒い森北部にある都市バーデン・バーデンは、ヨーロッパでも類を見ない国際観光都市です。そして街の名前になっている「バーデン(Baden)」がドイツ語で「入浴」を意味するように、ここは温泉の街としても有名なのです。

この街での温泉の歴史は古く、既に古代ローマ人が温泉を利用していたとも言われています。19世紀には温泉街として発展し、ホテルやカジノも整備されて貴族や裕福な市民の社交場として栄えました。

現在でも高級保養地として世界中から人々が集まるバーデン・バーデンには、彼らをもてなすべく様々な施設が揃っています。高級ホテルやカジノ、劇場そして温泉施設、これらを楽しみながらゲストはこの街での優雅な滞在を楽しむのです。

街の中を歩いていても、その雰囲気からはここが高級リゾート地なのだという事がよく伝わってきます。落ち着いて洗練された街の中には、エンターテイメント以外にも様々な見どころがあります。

中にはカジノや温泉施設を利用せずに、街の良さを体験したい方もいるのではないでしょうか?そんな方にぜひ行っていただきたいのがトリンクハレです。ギリシャ式の立派な建物は、どことなく高級感を醸し出しています。ここでは温泉が出る水道があり、実際に温泉を飲むことが出来ます。

古くから治療に効果があるとして飲まれていた温泉。現在でも地下約2000メートルから湧き出ており、その温泉は街の中にある温泉施設で利用されています。

街の中で印象的なのは、どこも沢山の花で彩られているという点です。筆者が訪れたのが夏だったからかもしれませんが、至る所で美しく整えられた花々を見る事が出来ました。街中にあふれる花が、訪れる者を優雅な気分にさせてくれます。

またバーデン・バーデンには2つの有名な庭園があります。そのうちの1つグナー庭園へ行ってみましょう。

20世紀の初めにこの地で余生を過ごしていたある人物によって寄贈された庭園内では、色とりどりの花や噴水を眺めながらの散策がとても気持ち良いです。初夏から秋にかけて約400種類ものバラが咲き誇り、その美しさには思わずため息がこぼれてしまいます。

高級保養地として、世界中から癒しや楽しみを求めて多くの人々が訪れる街バーデン・バーデン。普段とは少し異なる空間の中で、優雅な気分に浸ってみてはいかがですか?

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