世界遺産・ジョージタウンでアート体験!「ロザンナズ・バティック(Rozana’s Batik)」でバティック制作に挑戦

「アートの街」として、近年再び脚光を浴びているマレーシア・ペナン島の中心都市・ジョージタウン。さまざまな文化が混在する歴史的な街並みは、2008年に世界遺産に登録されました。

街歩きが楽しいジョージタウンですが、ジョージタウンでの滞在をもっと思い出深いものにするアート体験ができる場所があります。

それがジョージタウン観光の中心地、アチェ通りにある「Rozana’s Batik」。

バティックアーティストとして長年のキャリアをもち、メディアにも取り上げられているロザナ先生によるバティック教室です。

工房内には、ロザナ先生が制作した幻想的な作品の数々が飾られています。

バティックとは、インドネシアやマレーシア特産のろうけつ染めの布地のこと。「ろうけつ染め」とは染色しようとする部分以外を蝋で覆う技法で、特にインドネシアのジャワ島のものが有名なため、日本では「ジャワ更紗」と呼ばれることもあります。

「Rozana’s Batik」では、ジョージタウン観光の合間に、気軽に伝統のバティック制作を体験することが可能。予約の必要もなく、決まった開始時間もないので、工房がオープンしている月曜日~土曜日の12時~18時のあいだ、いつでも好きなときに制作を始めることができます。

バティック制作体験には2種類のコースがあり、ひとつは先生がデザインした下絵に色付けを行うコース。もうひとつは、一からオリジナルのデザインを起こし、蝋でラインを描き、色付けを行うコースです。

絵心に自信のない筆者は、色付けのみのコースを選びました。ロザナ先生があらかじめ蝋で付けてくれている下絵のなかから、好きなものを選びます。

花、猫、鳥など、さまざまなモチーフがあり、どれにしようか迷いましたが、猫とお花が両方描かれたデザインを選びました。

最初に、バティックの染料の説明があります。染料は、赤、黄、青、緑など8色。異なる色を混ぜ合わせることで、ここにはない色味が出せるほか、混ぜる水の量によって、色の濃淡にも大きく差が出ます。う~ん、なかなか奥が深いですね。

恐る恐る、お花の部分に色をのせてみました。すると、先生は「違う色を交互に塗って、グラデーションにしてもいいのよ」と。

なるほど!一箇所に複数の色を付けるという発想はありませんでしたが、異なる色を組み合わせてグラデーションやメリハリを付けるのは、バティックの世界ではお決まりの技法です。

もともと水のようにさらっとした染料は、あっという間に布に染みていきます。蝋で描かれたラインを超えることはありませんが、ラインの内側で、異なる色が混ざり合います。

予想したよりも色が広がりすぎて焦る場面もありましたが、意図的に異なる色を混ぜ合わせることができるのがバティックの醍醐味。紙に絵の具で色を塗る要領とはまったく違います。

一時間ほどかけて、色付けが完成。「もっと自由でポップな感じにしてもよかったかな」と思いつつも、世界で一つだけのオリジナルバティックに大満足です。

「今後ジョージタウンに来たら、一からデザインを起こして、思いきったポップな配色にしよう」と誓いつつ、ロザナ先生の教室を後にしました。

色を付けるだけなんて簡単なように思えますが、意外に集中力を要しました。思いのほか奥が深く、楽しいバティックの制作体験。ありきたりの観光だけでは満足できないあなたは、ぜひロザナ先生のもとに弟子入りしてみませんか。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 Rozana’s Batik
住所 81B Lebuh Acheh, 10200 Georgetown, Penang
電話 014 247 5347