【世界の街角】クリスマス船も出現!ドイツ南西部の湖畔の町コンスタンツのロマンティックなクリスマスマーケット

ドイツ南西部にあるボーデン湖は、ドイツとスイスの国境をなす温暖なリゾート地。ボーデン湖畔で最も大きな町が、4世紀にローマ皇帝コンスタンス・クローレによって築かれたといわれるドイツの歴史都市、コンスタンツです。

この町では、毎年アドベント(待降節:クリスマス前の約4週間)の時期になると、湖畔の町らしいロマンティックなクリスマスマーケットが開催されます。

クリスマスマーケットの会場となるのは、港周辺と「マルクトシュテッテ」と呼ばれる広場。なかでも、コンスタンツのクリスマスマーケット名物となっているのが、この時期だけ港に停泊するクリスマス船です。

コンスタンツの港には、日ごろからフリードリヒスハーフェンとのあいだを行き来する高速船や、湖上からの景色を楽しむための遊覧船が行き来しますが、このクリスマス船はショッピングや食事を楽しむための特設会場なのです。

船内の1階にはキャンドルや衣類やバッグ、アクセサリーなどを扱う屋台が並び、2階は湖を見渡せるレストラン&バーになっています。

ライトアップされた船の姿はいっそうフォトジェニック。まさに湖畔の町ならではの風景です。

クリスマス船が停泊する港周辺には、さまざまな雑貨や食べ物の屋台がずらり。

雑貨はオーナメントやリース、キャンドルなどのクリスマス雑貨はもちろんのこと、ワイン瓶と紙で作ったキャンドルホルダーなど年中楽しめるおしゃれ雑貨も。

モロッコ雑貨の屋台やハンモックの屋台、アジアのショッピング袋を加工して作ったバッグの屋台などもあり、自由で多国籍なラインナップは見ているだけでワクワクします。

湖に沿って並ぶ屋台と屋台のあいだからは、ボーデン湖と突堤に立つコンスタンツのシンボル、インぺリア像の姿が見えます。寒い冬といえど、やはり開放的な水辺で過ごすひとときは格別。

お腹が空いてきたら、屋台グルメに舌鼓といきましょう。

南西ドイツにやってきたら一度は試してみてほしいのが、この地域の名物「シュペッツレ」。

小麦粉や卵から作った短いパスタのような料理で、特に「ケーゼシュペッツレ(Käsespätzle)」と呼ばれるすりおろしたチーズを混ぜたシュペッツレは、濃厚なチーズの風味とトロトロの食感がたまらない一品です。

おやつなら、オーストリアや南ドイツで食べられるパンケーキの一種、「カイザーシュマーレン(Kaiserschmarren)」はいかが。パンケーキといっても綺麗に形が整えられたものではなく、不揃いな生地にリンゴのソースやサクランボのソースをかけていただきます。

甘さ控えめのフワフワした生地がフルーツの味わいを引き立てる、ドイツらしい素朴でシンプルなデザートです。

ほかにも、ソーセージや窯焼きパン、豆のスープ、ピザ、ハンガリーの揚げパン「ランゴス」、中東の豆コロッケ「ファラフェル」など、ドイツ国内外のB級グルメが勢揃いしています。

日が落ちると、湖畔の並木や屋台がライトアップされ、よりしっとりとした風情を醸し出します。美しい夜景とおいしい屋台グルメを楽しんでいるうちに、冬の寒さも忘れてしまいそう。

有名クリスマスマーケットとは違って、こぢんまりとしたコンスタンツのクリスマスマーケットはアットホームで優しい雰囲気が魅力。あたたかな光に包まれた、湖畔の町のロマンティックな冬景色に会いに行ってみませんか。

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