東南アジアで偽SONYの時代に幕! 偽サムスンのスマホ急増
|東南アジアの各都市では、主に中国から流出した偽ブランドの家電製品が幅を利かせています。バンコクでもかなりの数を見かけますが、中国の隣国となるラオスのビエンチャンではバンコク以上。しかし、この数年で偽ブランド商品の「地殻変動」が目立ち始めています。
2年ほど前までは、ビエンチャン・タラートサオモール1階にあるデジタルカメラ取扱店でSONYサイバーショットの偽物を多く見かけました。多くは、中国製のノーブランド品に「SONY」の文字を印刷しただけ。携帯電話の「ノキア信仰」と同様に、デジカメでは世界トップシェアを取ったこともあるソニーに対する信仰が存在していたのです。
ところが、今では偽SONYデジカメは急速に姿を消し、ビエンチャンの取扱店でも本物のSONYサイバーショットが多数、店先に並ぶようになりました。代わって市場を拡大しているのが、「GALAXY SIII」に代表される、サムスン電子(韓国・ソウル)製スマートフォンの偽物です。
サムスンではスマートフォンのOSにAndroidを採用していますが、Androidは基本的には無料のオープンソースプログラムであることから偽ブランド品のメーカーでも簡単に入手できる訳。Android系スマートフォンで市場シェアトップを取ったGALAXYの模倣品が出てくるまで、長い時間はかかりませんでした。
偽GALAXYは、 ビエンチャンはもちろん、バンコクでもモーチット2や旧市街のヤワラー、クロントムなどで見ることができます。気になるお値段は、タイでは2,000Bt.以下が主流。ビエンチャンでは50万Kip(約1,900Bt.=US$63)も出せば、それなりの物が手に入ります。
Post: Traveler’s Supportasia
Photo: GOTRIP!