シンガポールの超マニアックなローカルフード「シャンパンポーク」が激うまだった
シンガポールのローカルフードといえば、チキンライス。日本でも大人気で、島内どこのフードコートやホーカーズ(屋台村のようなところ)に行っても食べられるので、旅行者が必ず食べるローカルグルメとして知られています。
他の名物料理といったらフライドホッケンミーにラクサ、バクテー、カヤトーストなどなど。チキンライスほど有名ではないですが、やはり島内のどこでも食べられる国民的料理です。
しかし、シンガポーリアンでも簡単には食べられない究極のローカルグルメがあるのです。その名も「シャンパンポークリブ」。
都心に最も近い庶民エリアとして知られる「チョンバル」という街限定の名物料理で、一番人気は「Por Kee Eating House 1996」というレストランのもの。
インドネシアのメガワティ大統領も、副大統領時代にわざわざやってきて食べたと言われる伝説の料理なのであります。
駐車場の一角にあるこちらのお店、とにかくシンガポーリアンに大人気で、駐車場の隙間にも長ーいテーブル席の列が。暗い駐車場にあるレストランというのもなかなか斬新です。
中はちゃんとしたレストランなのですが、なにせお客が多いのでほとんど外席になります。
日本人駐在員の方々にも人気だそうで、メニューにはちゃんと日本語表記も。たまに怪しい表記もありますが、がんばっております。単語レベルの日本語を話すおばさんもいます。
こちらは突き出しで出てくるピクルス。色からするとキムチを思い浮かべますが、甘酸っぱいピクルス味のほうが立ってておいしいです!
出ました!こちらが名物「シャンパンポークリブ」。ダークブラウンに煮込んだお肉がきらきら光って、見た目から相当きてます。
こちら本物のシャンパンにオレンジジュースやライムジュースなど秘伝のレシピを加え、漬け込んだあと6時間も煮込んで作るそうですが、豚の角煮的な容貌と反して歯ごたえの残った食感。香ばしさが病みつきになります。
そして、意外にも塩味が強くなく、脂っぽさも控えめなのです。こっくりしたフルーティーな甘味が中華醤油とよく絡んでいて、食べ始めたら止まりません。
一度食べるとハマってしまい、何度もリピートする人が続出するというのもうなずけます。
こちらはもうひとつの名物料理、バタープラウン。香ばしくてしっとり。チリソースと一緒にモリモリいけます。
Poh kee Eating House 1996のあるチョンバルという街は、シンガポールで最も古いHDB(公団住宅のようなもの)が立ち並ぶところです。お店のすぐそばには昔ながらの市場として有名な「チョンバルマーケット」があり、古い建物の一角におしゃれな雑貨屋やカフェがあって観光客にもジワジワと人気が出てきているエリア。新旧入り混じったカルチャーを体験したあとに、ローカルシンガポーリアンが愛してやまないこのチョンバル名物を是非味わってみてください。
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