銀座のクラブ御用達のサンドイッチを食べにいこう!銀座8丁目の「みやざわ」
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東京銀座。名前を聞くだけで身が引き締まるような高級店ばかりが軒を連ねる場所。銀座だからこそ育まれ、研ぎすまされてきた味がある。その1つがサンドイッチだ。
なぜ銀座でサンドイッチなのか?諸説あるようだが、銀座で15年以上バーを続けているマスター曰く、銀座で働く女性達にとって、仕事前の短い時間で簡単に食べられる、そして衣装が汚れにくいという理由で、サンドイッチが好まれてきたそうだ。
そして、今回ご紹介する銀座8丁目に鎮座する「みやざわ」のサンドイッチは、界隈のクラブ御用達であり、昔から銀座のお客やホステスさん達に愛されているという意味では、サンドイッチ界の最高峰の1つとも言える。
このお店にはたくさんのサンドイッチがあるが、オススメはヒレカツサンドとタマゴサンドのコンビネーション。この二つのサンドイッチを比べる事でどれだけ研ぎすまされた味なのか、という事が分かる。
まずはヒレカツサンドだが、アツアツのカツにケチャップベースのタレ、そして丁寧にトーストされた厚めのパン。ひとくちサイズに整然と切り分けられたカツサンドには、銀座の歴史が詰まっている。
一口食べると、サックリとした歯触りの厚めのパンの香ばしさを感じる。そしてケチャップベースの甘酸っぱいタレのウマミとジューシーなヒレカツが口いっぱいに広がり、さらにキャベツのシャキシャキ感が踊りだす。
フィニッシュはそれぞれの香ばしいかおりが鼻腔を駆け抜け、なんとも不思議な満足感に自然と笑みがこぼれてしまう。
そしてタマゴサンドだ。こちらのパンはカツサンドとは異なり、すこし薄くスライスされたパン。しっとりとしたパンが、たっぷりのタマゴを受け止める。タマゴのコクに見え隠れするマヨネーズとバターの香りに、ウットリとしてしまうほど、妖艶な味わいなのだ。
銀座のクラブ御用達のサンドイッチをノスタルジーあふれる店内で味わってみてはいかがだろうか。ただし、このお店には1つ注意点が存在する。サンドイッチはランチタイム以降でないと基本的には注文ができないため、訪問するのは午後3時すぎがベストだ。
銀座の土地柄で磨かれてきた様々なお店のサンドイッチ達。それは切り方や具材に応じたパンの厚みなど、お店それぞれに試行錯誤が加えられ、銀座という小さなエリアで極限のレベルにまで高められてきた。
お気に入りのサンドイッチを銀座で探す、食欲の秋の旅として楽しんでみてはいかがだろうか。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp
お店 みやざわ
住所 東京都中央区銀座8-5-25 西銀座会館1F
営業時間 11:30~翌4:00
定休日 土曜・日曜・祝日