ニュージーランド南島の隠れた名所、小さな港町ピクトンで海と森を満喫しよう!
|美しい海に囲まれ、内地には雄大な山々や湖が横たわるなど、大自然満載の島国ニュージーランド。
ニュージーランド観光局の情報によると、「国土の3分の1以上が、公園や自然保護区内にある」とのこと。こうして自然を満喫できるのも、ニュージーランドの人々が、意識をして本来ある自然を守ろうとする姿勢と努力故なのかもしれません。
「世界一美しい遊歩道」に加え、美しい景観と海洋生物を楽しめるミルフォード・サウンドを擁するフィヨルドランド国立公園、氷河に囲まれたマウントクック国立公園など、素晴らしい世界自然遺産が点在しています。
世界中から沢山の人々が訪れる場所に加え、実は少しゆったりと落ち着いて自然を満喫できる、お薦めの場所が幾つかあります。そのうちの1つが、ニュージーランド南島のほぼ最北端に位置する、人口三千名弱の小さな港町ピクトンです。
ニュージーランドの北島と南島を渡す大型定期フェリーが、1日3-4便(季節により変わる)、北島にあるニュージーランドの首都ウェリントンとこのピクトンを行き来しています。とはいえ、小さな町ピクトンは、ついつい南島にある他の行き先の通過点となってしまいがちです。
ところが、このピクトンにも見どころ・楽しみどころが沢山あり、地元のニュージーランドの人々には密かな人気の場所の1つのようです。
このピクトンは、1770年代に冒険海洋家として世界的に有名なキャプテン・クックも訪れたクイーン・シャルロット・サウンド(入り江)にあります。
この入り江を囲む半島には、くねくねと曲線が入り組みながら海岸線が続きます。また美しく生い茂る原生林に覆われた小高い山々が連なり、多彩な景観を形作っています。
この景観を楽しむ方法は、いくつかあります。まず、ピクトンに滞在できる時間が限られている場合には、海岸沿いの道をドライブし、車の窓から景観を楽しんだり、展望しやすい場所で車を止めて、眺めてみても良いでしょう。
あるいはピクトンに何泊かできるようであれば、途中で宿泊をしながら、ハイキングをしたり、マウンテンバイクで回ってみるのも良いでしょう。クイーン・シャルロット・サウンドに留まらず、更に広がるマールボロ・サウンズまで足を伸ばす場合には、ハイキングで5日程度かかるようですが、試してみる価値は高そうです。
またクイーン・シャルロット・サウンドは、海上から眺めを楽しむこともできます。ピクトンの港から、クルーズや水上バスが出ており、入り江の一部を回ってくれます。
特にお薦めなのは夕方です。暮れゆく太陽が水上に映し出され、ロマンチックな光景となります。運が良い場合には、イルカが水上から飛び跳ねる姿が見られることも!
そしてもう1つのお薦めは、シーカーヤックです。海は穏やかで、ガイド兼インストラクターの方がついてくれるので、初心者の方でも安心して、楽しく参加できます。水のリズムに合わせ、ゆっくりと櫓を動かし、身体で澄んだ空気を受け止めながら、入り江の奥へと入っていくと、また違った目線で景観を楽しむことができます。
沢山のアクティビティを終えた後は、ピクトンの町にあるお洒落なカフェやレストランに繰り出して、シーフードを楽しんでみてもいいかもしれません。
ニュージーランドに訪れる際には、大自然をゆっくりと堪能できる美しいピクトンの港町にも、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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