ドゥブロヴニクだけじゃない絶景の宝庫、いまクロアチアに行くべき7つの理由

「魔女の宅急便」のモデルとなったといわれるドゥブロヴニクで知名度・人気ともに急上昇中の国、クロアチア。とはいえ、西ヨーロッパのイギリスやフランス、イタリア、スペインなどに比べると、まだまだ日本から訪れる人は多くないのが実情です。

ドゥブロヴニクだけじゃない、行けばきっと好きになる魅力がたっぷり詰まった、クロアチアを旅する7つの理由をお伝えしましょう。

1.アドリア海の絶景の町々

クロアチア旅行のハイライトは、なんといってもアドリア海沿岸に点在する美しい町々。

日本でも知られるようになったドゥブロヴニクのみならず、古都トロギールやスプリットのディオクレティアヌス宮殿、シべニクの聖ヤコブ大聖堂など、このエリアだけでいくつも見ごたえのある世界遺産があります。オレンジ屋根の建物が並ぶ旧市街と、碧きアドリア海のコントラストは文句なしの絶景です。

「ラベンダーの島」として知られる絵のように美しいフヴァル島や、落ち着いたたたずまいが魅力のコルチュラ島など、自然豊かな離島も魅力。せっかくクロアチアを旅行するなら、ぜひアドリア海に浮かぶ離島にも足を延ばしてください。

筆者がクロアチアのアドリア海沿岸で特におすすめしたい町は、スプリット、トロギール、フヴァルの3つです。

2.緑の絶景・プリトヴィツェ湖群国立公園

クロアチアで絶対に忘れてはならないのが、世界遺産にも登録されているプリトヴィツェ湖群国立公園。およそ200キロ平方メートルもの広大な公園に、大小16の湖と92もの滝が点在する、水と緑の楽園です。

その絶景ぶりは想像以上で、鏡と化した湖面が緑の山々を映し出す光景は、時間を忘れてうっとりと見入ってしまうほど。

改めて自然の美しさと力強さが実感できるプリトヴィツェ湖群国立公園へは、自然に触れるのが好きな人はもちろん、普段はあまり自然スポットに興味がないという人も、絶対に訪れて損はありません。

3.温暖で晴天率の高い気候

内陸に位置する首都のザグレブは寒冷で雨が多い大陸性気候ですが、多くの人にとってクロアチア旅行のメインとなるアドリア海沿岸は地中海性気候。

特に5月から9月にかけては、からっとした爽やかな晴天が続きます。ザグレブから南下する場合、ザダルあたりで気候が変わるのがはっきりと感じられることでしょう。

バケーションにはうってつけのアドリア海沿岸ですが、夏の日差しは強烈なので、帽子や日焼け止めなど、紫外線対策はしっかりと。

4.フレンドリーな人々

筆者がクロアチアを訪れて驚きだったのが、現地の人々が非常にフレンドリーだったこと。特にアドリア海沿岸では、その開放的な気候からか、どこかイタリア的な陽気さが感じられました。

レストランやホテルで、たまたま入ったショップで、クロアチアを旅すればたくさんの笑顔に出会えますよ。

5.おいしい食事

食事も旅における重要な楽しみのひとつ。クロアチアの料理は地域によってその特徴が異なりますが、全般的にマイルドな味付けが多いので日本人の口に合いやすいといえるでしょう。

首都ザグレブを中心とする北東部では、オーストリアやハンガリーの料理と共通点のあるものが多く、ザグレブ風カツレツやピーマンの肉詰めなどが名物。

アドリア海沿岸ではイタリア料理の影響が強く、タコのサラダやカキなどが名物です。新鮮な魚介類がたくさん食べられるのは、多くの日本人にとって嬉しいはず。

実はワイン大国のクロアチアは、チーズやハムなどワインに合う食材も豊富で、ワイン好きにはたまりません。

6.手ごろな物価

「ヨーロッパは物価が高い」というイメージがありますが、クロアチアの物価はイギリスやフランスなどに比べると高くありません。

贅沢品にあたる外食費やリゾートホテルの宿泊費は日本と同等ですが、長距離バスやスーパーで購入する食料品など、庶民が利用するものはだいたい日本の半額~8割程度と考えていいでしょう。

アドリア海沿岸は人気のリゾート地のため、特に7月・8月のハイシーズンは値上がりしますが、ハイシーズンを避ければ比較的お得に滞在できます。

7.良好な治安

周辺国と比べても治安が良いことで知られるクロアチアは、貴重品の管理に気を付ける、夜遅くにむやみに出歩かないといった当たり前のことに注意していれば女性の一人旅でも問題なく旅行ができる国です。

今のところ、近年西ヨーロッパ諸国で問題になっているイスラム過激派等によるテロのリスクも高くありません。クロアチアは、まさにいま訪れるのにぴったりな、ヨーロッパの穴場の旅先なのです。

日本では「ドゥブロヴニクの絶景」など、まだまだ部分的にしかその魅力が知られていないクロアチア。行けばきっと期待以上の感動があなたを待っていることでしょう。

※治安情勢は今後変化する可能性がありますので、渡航にあたっては外務省海外安全ホームページ等で、最新情報の入手につとめてください。

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