カリブ海のドミニカ共和国でパイナップル農園に行ってみた

ドミニカ共和国という国をご存知でしょうか?ドミニカ共和国はカリブ海に浮かぶ西インド諸島の中にある国。

日本人にはあまり馴染みのない国ですが、南北アメリカにおいて初めてヨーロッパ人が定住した場所で、カリブ海ではキューバに次いでヨーロッパ人の人口の多い国として、ヨーロッパでは結構メジャーな国の一つです。

日本では、昨今黒田選手の復帰で有名となった広島カープのカープアカデミーという施設があり、ドミニカ共和国は、野球が盛んな国としても有名です。現在の阪神タイガースで中軸をつとめるゴメス選手もドミニカ共和国出身です。

また、ラテンアメリカの国々の中では比較的発展していて治安も良いため、アメリカなどから多くの観光客も訪れています。

そんな治安もよくて野球が盛んなドミニカ共和国は、常夏な気候によってマンゴーやパパイア、バナナやパイナップルなどがたわわに実るフルーツ大国。

今回はそんなドミニカ共和国にある日常とも言える光景の1つドミニカの「パイナップル農園」をご紹介します。

パイナップルは元々ドミニカ共和国に自生する果物ではありませんが、温暖な気候が適しているため栽培が始まり、現在では国も推進する主要な輸出農産物の一つとなっています。

首都・サント・ドミンゴから車で約1時間、郊外にあるパイナップル農園に行ってみました。着いてみると見渡す限りパイナップル畑が広がります。

この農園では、ヨーロッパなどに空輸される高級パイナップルを栽培しています。輸送に時間がかかるため、熟す前に収穫される船便のパイナップルとことなり、ちゃんと熟してから収穫される空輸便のパイナップルは甘みと酸味が強く、非常に美味しいんだとか。

熟したパイナップルは、色も黄色く鮮やか。一つ一つサイズを量って選別されて収穫された後、丁寧に洗って、手作業で箱詰め作業が行われます。

残念ながらこの農場からは日本向けに輸出はないそうですが、取れたてのパイナップルは香りも甘みも酸味も最高でした。

日本では沖縄や石垣島のパイナップルが有名ですが、もしドミニカのパイナップルに出会う事があれば、この光景を思い出してみてください。

美味しいパイナップルには、いろんな人の手が、背景が、詰まっているのかもしれません。

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