ニュージーランド・トンガリロ国立公園で日帰りアルパイン・クロッシングに挑戦!

トレッキング、カヤッキング、サーフィン、ラフティング、スキーなど、ニュージーランドは大自然の中で遊ぶのに全く飽きない場所です。

今回ご紹介したいのは、ニュージーランドのトレッキングの中で最も人気のあるトンガリロ・アルパイン・クロッシングです。

アルパイン・クロッシングとは、超高所や大岩壁をヨーロッパ・アルプスと同じ様な扱いで登るアルプス風登山のこと。

非常にハードなトレッキングですが、ハードだからこその絶景が待っています。

そんなニュージーランドで最も人気のあるトンガリロ・アルパイン・クロッシングですが、その名の通り、トンガリロ国立公園 (Tongariro National Park)で楽しむ事ができます。

トンガリロ国立公園とは1990年に世界遺産に登録された国立公園のこと。

首都のオークランドからはバスで5時間ほど南下した場所にあり、ニュージーランドで一番大きい湖「タウポ湖」のすぐ近くに位置しています。

トンガリロ国立公園にはルアペフ山(2797m)、ナウルホエ山(2291m)、トンガリロ山(1967m)の三峰があり、その面積は795㎢と非常に大きく、あの映画「ロード・オブ・ザ・リング」や、「ラスト・サムライ」の撮影地でも有名です。

ニュージーランドのマオリ族にとって聖地であるこの場所は1887年にニュージーランド政府に寄付されました。

日本でも山梨県、静岡県にまたがる「富士山」や長野県の「御嶽山」などに見られる山岳信仰があるように、1300年頃ニュージーランドに降り立ったマオリ族にとっても山は信仰の対象で、トンガリロ国立公園にある山はマオリ族の信仰の対象でした。

トンガリロとはマオリ語で「南からの冷たい風」を意味します。ご存知の通り南半球は北半球の気候と逆になるので、南風が冷たく北風が暖かいのです。


トンガリロ国立公園にあるルアペフ山(2797m)、ナウルホエ山(2291m)、トンガリロ山(1967m)の中で一番低いトンガリロ山は日帰りでトレッキングができる山です。

そんなトンガリロ山は、毎年約7万人の登山が訪れる、国立公園の中でも人気の場所になっています。

トンガリロ山に閉山時期は特にありませんが、雪の積もっている時期は、かなりの経験者でないと危険です。

▼手前に見えるのがエメラルド湖、奥はブルー湖と呼ばれています。火山口にできたこの湖は息をのむほどの美しい色で登山者を歓迎してくれます

▼トンガリロ山頂上への分岐点

▼北の方へ向かうコースは、シダ科やヤシ科の植物が豊富なニュージーランドの林で、山の風景とは違った自然を楽しむ事ができます

これから南半球のニュージーランドは春から夏を迎えるベストシーズンに突入します。

ニュージーランドの大自然を楽しめる、ニュージーランドで最も人気のトレッキング「トンガリロ・アルパイン・クロッシング」で、普段味わえない大自然を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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トンガリロ国立公園までの道のりは、シャトルバスがお薦めです。タウポや近隣の町からシャトルが出ています。

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