タイと中国が融合したバンコクのアートなショッピングスポット「LHONG 1919」

毎年、次々と新しいショッピングスポットがオープンする買い物天国、バンコク。

2017年11月、チャオプラヤー川沿いにユニークな商業施設「LHONG 1919」がオープンしました。

オープンして間もないだけに、まだあまりガイドブックにも掲載されていませんが、タイ人のあいだではフォトスポットとして高い人気を誇っています。

それもそのはず。LHONG 1919は、近年バンコクに増えている近代的な高層ビル型のショッピングセンターではなく、古き良きバンコクの面影を感じさせるリノベーションスポットなのです。

LHONG 1919へのアクセスで最もわかりやすいのが、チャオプラヤー川を運行する観光客向けのボート「チャオプラヤーツーリストボート」に乗る方法。

ボートの停留所はLHONG 1919の目の前なので、船着場から迷うことはありません。チャオプラヤーツーリストボートに乗る際は、LHONG 1919で降りる旨をスタッフに伝えましょう。

現在LHONG 1919がある場所は、もともと1850年に開業した商業用船着場があった場所。

ラーマ4世時代には中国との交易で栄えたエリアだけに、LHONG 1919でも随所に中国文化の影響が見られ、オリエンタルな雰囲気たっぷりです。

約6800平米の敷地内には、航海の守護神として信仰を集める媽祖を祀る寺院やレストラン・カフェ、若手デザイナーのショップ、イベントスペースなどが設けられています。

歴史を感じさせる建物のところどころには、ノスタルジックな壁画が描かれ人気の記念撮影スポットに。

これといって買い物の目的がなくても、バンコク中心部の喧騒から離れ、のんびりと散策するだけでも心安らぐひとときが過ごせます。

船を降りると、チャオプラヤー川の風を感じる絶好の場所にはモダンなタイ料理レストラン「Rong Si」。蓮の花びらを使ったメニューが人気で、夜はいっそうムード満点です。

小さくも個性的なお店が並ぶショップエリアは、伝統的な手法を守って、1年をかけて修復作業を行ったという2階建ての建物の1階にあります。

かつては商品の倉庫やオフィスとして使用されていたという建物は、今では若手デザイナーの作品などを販売するレトロモダンなショップに生まれ変わりました。

長い歳月を経てきた建物だけが出せる味わいと、どこか懐かしくも新鮮なディスプレイがマッチして、外から見るだけでも絵になります。

離れて見ても、近くから見ても、やっぱりフォトジェニック。LHONG 1919はどこを切り取っても絵になるんです。

お店のラインナップは、陶器、アクセサリー、バッグ、衣類など。一つひとつのショップは小規模ながらも、こだわりの商品とディスプレイで見ているだけで楽しくなるお店ばかりです。

LHONG 1919のグッズやセレクト雑貨を集めたオリジナルショップもあり、タイと中国のエッセンスを混ぜ合わせたハイセンスな空間は必見。

大型ショッピングセンターやチェーン店ではなかなか手に入らないような品物も多く、個性的なこだわりの雑貨が手に入ります。

有名どころでは、タイ土産として人気のアロマショップ「カルマカメット (KARMAKAMET) 」も出店しています。

中国っぽさを感じさせる洗練されたパッケージが、LHONG 1919の建物とマッチしてとってもおしゃれ。タイ王室御用達というカルマカメットのルームフレグランスやサシェは、アロマ好きな人にきっと喜ばれるはずです。

ショップエリアに囲まれた中庭には媽祖を祀る寺院があり、熱心にお祈りを捧げる人の姿も見られます。LHONG 191はショッピングスポット、アートスポットであると同時に、現役の祈りの場でもあるのですね。

バンコクのほかのショッピングスポットとは、ひと味もふた味も違った景色と雰囲気が楽しめるLHONG 1919。

アートや写真、雑貨好きなら、きっとその独特の世界観に魅了されることでしょう。

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名前 Lhong 1919
住所 48 Chiang Mai Street, Khwaeng Khlong San, Khet Khlong San, Krung Thep Maha Nakhon 10600
公式facebook https://www.facebook.com/LHONG-1919-472273323122096/