大阪・本町の隠れ家のようなレストラン「バレンシア」で味わう創作イタリアン
|大阪を代表するビジネス街、本町。大阪メトロの四つ橋線「本町」駅の近くの古いビルの2階に、レストラン「バレンシア」はあります。知らなければ通り過ぎてしまうような隠れ家のようなお店にも関わらず、口コミを聞きつけて足を運ぶお客さんが絶えません。
バレンシアは元々は神戸・北野の六甲山のふもとにある大きなレストランでしたが、大阪・本町に創作イタリアンレストランとして移転オープンしました。客席を照らし続けたランプシェードなど、内装の一部は神戸のお店から移設したとのこと。
こぢんまりしたお店ですが、オープンキッチンを囲むように作られたカウンターは開放感があり、調度品もおしゃれでゆったりとくつろげます。お祝いや記念日のデートにもぴったりです。
バレンシアレストランでは、全国各地から仕入れる旬の食材を使った創作イタリアンと各種ワインとともに楽しめます。ランチコースは3,500円~、ディナーコースは6,000円~(税サ別)。
今回は、もっともリーズナブルなランチAコース(全5品)をいただきました。
最初に出てきたのはガラスの器にのった前菜盛り合わせ。メニューの内容は仕入れ状況などにより変わるようですが、この日はヨコワマグロ(若いクロマグロ)のマリネ、ローストビーフのぽん酢ジュレがけ、タコのマリネの3種類でした。
ヨコワマグロはクセがなく、あっさりとしたおいしさ。赤身の味わいが楽しめるローストビーフをぽん酢ジュレとあわせているところも創作イタリアンらしいです。
続いて出てきたのは、熱々のフラン(卵と生クリームなどの材料を混ぜ合わせて蒸し焼きにした洋風の卵料理)。小柱、玉ねぎ、チーズが入っていて、小さくても満足感があります。
あたたかい自家製フォカッチャはオリーブオイルを添えて。
続いては日替わりパスタ。この日は、ズワイガニと九条ネギのオイルパスタでした。運ばれてきたとたん、風味付けに振りかけてあるカラスミパウダーがふわりと香ります。
蟹と葱の相性も抜群で、イタリアンレストランではあるのですが、和洋中にこだわらず柔軟な発想で作れた料理だという印象で、一皿一皿に新鮮な驚きがありました。
こちらのパスタ皿をはじめ、バレンシアで扱っている食器やカトラリーレスト、グラスなどのほとんどが、菅原工芸硝子(Sghr)のものだそうです。美しい器では外食をより楽しく心華やぐものにしてくれますね。
メインは白美豚肩ロースのグリル マスタードソース。付け合わせは、菜の花のようなはなっこりー、芽キャベツ、じっくり加熱して甘さを引き出した鳴門金時(さつまいも)です。
香ばしくグリルされた白美豚肩ロースを噛むと、口中にコクのある濃厚な味わいが広がりました。とても柔らかい食感で、豚肉の臭みはまったくありません。
最後はバレンシア特製ドルチェです。この日は、オレンジカタラーナ、メープルのアイス、ガトーショコラの3種盛り。いろいろな味を少しずつ楽しめるのが嬉しいです。
食後のカフェは、コーヒー、紅茶、エスプレッソから好きなものをいただけます。
今回はリーズナブルなランチコースをいただきましたが、おいしさ、見た目の美しさ、ボリューム、サービスともに大満足でした。大阪・本町でおいしい創作イタリアンを楽しみたければ、ぜひバレンシアを訪ねてみてください。
名称 バレンシア レストラン
住所 大阪府大阪市西区阿波座1-2-19 椿堂ビルヂング2F
最寄り駅 大阪メトロ 四つ橋線、御堂筋線、中央線「本町」駅
営業時間 ランチ 12:00~15:30(L.O.14:00)、ディナー 18:00~22:00(L.O.20:30)
定休日 水曜日
カード VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners利用可能
※情勢によっては記事公開後に営業時間変更の可能性があります。お出かけの前に必ず公式サイトにて最新の情報をご確認ください。