ドイツ・メルヘン街道の町カッセルのおすすめホテルとレストラン
ドイツ・メルヘン街道のほぼ中央にある中にある町、カッセル(Kassel)。メルヘン街道のなかではブレーメンに次ぐ大きな都市で、グリム兄弟が30年以上の長きにわたって暮らし、グリム童話の枠組みができあがった場所とされています。
カッセルの観光スポットとしては、グリム兄弟の偉業とグリム童話の世界を紹介・展示する博物館「グリムワールド(GRIMMWELT)」と、世界遺産のバロック庭園「ヴィルヘルムスヘーエ丘陵公園(Bergpark Wilhelmshöhe)」、5年に一度開催される世界最大級の現代美術展「ドクメンタ」の会場となるフリデリチアヌム(美術館)などが有名です。
フランクフルトからカッセルまでは電車で2時間前後なので日帰りも可能ですが、メルヘン街道を旅するなら、カッセルに泊まって見どころをめぐることをおすすめします。この記事では、そんなカッセルのおすすめホテルとレストランを紹介します。
ベストウェスタンホテル クアフュルト ヴィルヘルム I
ベストウェスタンホテル クアフュルト ヴィルヘルム I(Best Western Hotel Kurfürst Wilhelm I)は、カッセルの町の西側、カッセルヴィルヘルムスヘーエ駅のすぐそばに建つホテルです。ホテル名の「クアフュルト ヴィルヘルム I」とは、選帝侯ヴィルヘルム一世のこと。
フランクフルトとカッセルを結ぶ長距離列車(ICE)は、カッセル中央駅ではなく、ヴィルヘルムスヘーエ駅に乗り入れているため、鉄道で旅するには便利な立地です。
ベストウェスタンホテル クアフュルト ヴィルヘルム Iの建物は1900年頃に建てられたものですが、中はリノベーションされていて、モダンな雰囲気です。館内のあちこちに絵や写真が飾られているのは、5年に一度現代美術展ドクメンタが開催される土地柄かもしれません。
ロビーラウンジは明るく開放的な雰囲気で、スタッフはフレンドリーで親切です。
客室はタワースイートを含む全44室(上写真はキングベッドルーム)。
スタイリッシュなインテリアで、室内にもやはり絵が飾られています。
バスルームにバスタブはなくシャワーブースのみですが、広々としており、使い勝手が良いです。
ロビーフロアにあるレストランでは、種類豊富なビュッフェ式朝食をいただけます。
(窓の外に見える茶色の建物がヴィルヘルムスヘーエ駅なので、近さがわかると思います)
いろいろなタイプのハムやチーズ、パン、フルーツやヨーグルトなどがありました。ハムやパンなどのラインアップは毎日すこし変わるので、連泊しても飽きず、満足度が高かったです。
名称 Best Western Hotel Kurfuerst Wilhelm I
所在地 Wilhelmshoeher Allee 257 Kassel, Germany
Webサイト(英語) Best Western Hotel Kurfuerst Wilhelm I
フィッシャーエス レストラン
フィッシャーエス(FischerS)は、ベストウェスタンホテル クアフュルト ヴィルヘルム Iから歩いていけるエレガントなレストランです。モダンなグレートーンでまとめられたスタイリッシュな空間で、優雅にディナーをいただけます。
家族経営の店として創業した歴史を持つこのレストランは、旬の食材、地域の食材、そして創造性を大切にしており、たとえばジビエや鶏肉は近隣でのみ仕入れているとのこと。この日は、地域で醸造されているヴァイツェンで乾杯した後、旬の白アスパラのクリームスープをいただきました。
メインのスズキのムニエル マッシュポテト添え。皮はカリッと香ばしく、身はふっくらしており、バターソースとよく合います。とても丁寧に調理された、目にも舌にもおいしい一品でした。
デザートに苺のアイスとクリームブリュレをいただき、大満足で食事を終えました。ヴィルヘルムスヘーエ駅周辺に泊まるなら、ぜひフィッシャーエスで夕食を楽しんでみてください。
店名 FischerS Restaurant in Kassel
所在地 Am Markt 21, 63450 Hanau, Germany
Webサイト FischerS Restaurant in Kassel
レントホーフ カッセル
レントホーフ カッセル(Renthof Kassel)は、1298年に建てられたカルメル会修道院を改装した、レストランやバーを併設したホテルです。カッセルの中心部の東、フルダ川にほど近い場所にあります。
数世紀の歴史ある建物とモダンなデザインのインテリアが調和した独特な雰囲気の館内。
レストランでは、ドイツの伝統的な料理から国際色豊かな料理まで、地元の食材をふんだんに使用した幅広いメニューを、ワインやビールなどとともに味わえます。
この日は、前菜・メイン・デザートからなる3品コースを選びました。前菜は、旬の白アスパラを使ったサラダ。
メインは、野菜(セロリーのパン粉焼き)、魚(チョウザメのソテー)、肉(ローストビーフ)から選べました。ローストビーフは見たことないくらい厚切りでしたが、しっとりやわらかく、ソースとの相性も抜群。最初の一口で、とてもよい赤身肉を使っていることがわかりました。
デザートに、トフィーケーキ アイスクリーム添えをいただきました。もう少しお酒を飲みたければ、レストランに併設されたバーのカウンターや暖炉のそばで、独創的なカクテルや豊富なワインセレクションを愉しんでみるのもよいでしょう。
店名 Renthof Kassel
所在地 Renthof 3, 34117 Kassel, Germany
Webサイト(英語) Renthof Kassel Restaurant
カッセルの見どころは、以下記事で詳しく紹介しています。
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