東大寺大仏殿といえば、中学校の修学旅行の定番としても知られています。ですがそのせいか、大人になってからここを訪れる機会はあまりないようにも思えます。 修学旅行生と一緒に奈良東大寺の大仏を見るのは、ちょっと恥ずかしい気がす 続きを読む

東大寺大仏殿といえば、中学校の修学旅行の定番としても知られています。ですがそのせいか、大人になってからここを訪れる機会はあまりないようにも思えます。 修学旅行生と一緒に奈良東大寺の大仏を見るのは、ちょっと恥ずかしい気がす 続きを読む
日本が「国家」としての土台を構築した時代、それが8世紀です。この頃は一般に「奈良時代」と呼ばれています。 学校の歴史教科で学ぶと、奈良時代は少し地味に見えます。ですが日本史上、じつは奈良時代が最も国際的だったのではないか 続きを読む
日本史において、ある種異様な時代区分でもある鎌倉時代。 その時期を代表する仏師が、運慶です。 運慶と言えば、逞しく雄々しい神仏像を手がけたことで知られています。その姿は、まさに荒ぶる剛力を具現化したようなもの。運慶の作品 続きを読む
毎年10月末から11月半ば頃にかけて行われる、正倉院展。今年2017年は10月28日~11月13日までの開催です。 この展示会は、我が国日本が極めて国際色豊かな国であるということを教えてくれます。 そう書くと意外に思われ 続きを読む
静岡市と浜松市は、同じ静岡県。ですが当の県民は、「静岡と浜松は違う!」と口を揃えます。 明治以前、確かに静岡市と浜松市は別の国でした。それぞれ駿河府中、遠江と呼ばれていました。ですが、その点は「些細な違い」に過ぎないと筆 続きを読む
鎌倉時代。もしかしたら日本史にとって、これほど奇妙な時はなかったのかもしれません。 京都の公家政治からの独立を目指した武士が、鎌倉を本拠に念願を達成した時代。ですがそれは、ひとつの致命的な欠陥の上に辛うじて成り立っていま 続きを読む
地球上で日本にしか存在しない「武士」と呼ばれる人々。 その武士は鎌倉幕府の成立により「独自の政権を作る」という念願を達成し、400年後の関ヶ原で「発展の終わり」を迎えます。その後、江戸時代に突入してからの武士は官僚化し、 続きを読む
静岡県で最も有名な花火イベントと言えば、『安倍川花火大会』です。 これは太平洋戦争で犠牲になった人々の慰霊のために行われるイベントで、毎年約1万5,000発の花火が打ち上げられます。開催地は静岡県静岡市の安倍川。今年は7 続きを読む
現在、東京国立博物館で『茶の湯展』が開催されています。 これは、我が国日本が誇る歴史的な茶道具が勢揃いした一大特別展。学校の教科書に掲載されている品も展示され、連日多くの来場客を集めています。 日本史を語る上で、陶器の存 続きを読む
JR御殿場線下曽我駅の近くに、曽我梅林という場所が存在します。 毎年2月から3月にかけ、ここでは『小田原梅まつり』が開催されます。ちょうどこの時期が、小田原での梅の見頃です。 咲き誇る梅の花を背に、地響きのような蹄の音が 続きを読む
2016年は名古屋城再建問題が大きな話題になりました。 この問題について、改めて考えてみましょう。そもそも、名古屋城とは一体何なのか? 徳川家康が江戸幕府を作るまで、旧尾張国の中心拠点は清州城でした。若き日の織田信長の居 続きを読む