まるでラピュタの世界。ジャングルに埋もれた神秘的な遺跡、タプローム

カンボジアにある、アンコール遺跡群の中にある、タプロームは12世紀ごろに作られたと考えられている仏教寺院で、後にヒンズー教式に改修されたと言われています。

有名なアンコール・ワットやアンコール・トムなどに比べるとだいぶ小ぢんまりとしている遺跡ですが、この見どころは、寺院全体が森に埋もれているところ。

17世紀にクメール王朝が衰退して以来、19世紀後半に発見されるまで忘れ去られてしまっていたため、完全にジャングルに飲み込まれてしまい、ようやく21世紀になってから本格的な補修が行われ、多くの観光客がその神秘的な姿を見るために訪れるようになりました。

もはや、遺跡を樹木が浸食しているのか、もしくは樹木が崩れかかった遺跡を支えているのかわからない状態に一体化してしまっているこの遺跡の修復においては、森に取り込まれた状態を保存しつつ、更なる崩壊を防ぐように配慮をしたメンテナンスが行われました。

遺跡の回廊全体に、血管のように巨大なガジュマルが値を張り巡らし、自然の力強さを感じます。遺跡を飲み込んでしまっているように見える樹木は今にも動き出しそう。自然と遺跡が生み出した神秘的な世界が広がっています。

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