【日本麺紀行】タモさんが「笑っていいとも」終わりに食べていたチャーシューメンが最高すぎる / 東京・新宿の「満来(まんらい)」
|2014年3月末に惜しまれながら放送を終了した、お昼のバラエティ番組「笑っていいとも!」。
実は、そんな日本人ならだれもが知るお昼の番組の司会を務めるタモリさんに愛されていたグルメが、番組収録の行われていた新宿アルタを中心としていくつか存在している。
他の番組で多くの有名人が絶賛しているように、タモさんは料理上手であり、またグルメな人物としても知られている。それゆえ、「タモさんが行く店はハズレがない」という人がいるほどなのだ。
今回はそんなお店の1つを紹介したい。お店の名前は「満来(まんらい)」
・ざるラーメンとチャーシューの名店
新宿西口から徒歩3分。小田急ハルクの裏の通りにあるこちらのお店。実はこちらのお店、ラーメン好きやチャーシュー好きにはラーメンの名店として知られており、新宿で働く人からも圧倒的な支持を得ているラーメン屋である。
・迫力あるチャーシューメン
ラーメンが到着するとまず、表面を覆い尽くすほどの迫力あるチャーシューに圧倒される。迫力あるチャーシューの上にはメンマとノリ。それらを渾然一体(こんぜんいったい)と包み込む、どこか懐かしさを感じさせる醤油のスープのかぐわしい香りに、期待が高まる。
・黄金のスープ
スープは鶏とタマネギなどの野菜のウマミがたっぷりと引き出された昔ながらの醤油スープ。黄金色に輝くスープをひとくちすすってみれば、どこまでも軽やかなスープがまずは喉を湿らせていく。と同時に、鶏のうまみと野菜の甘みが優しく鼻腔を駆け抜けていく。見た目どおり裏切らない味わいのスープがそこにはある。
・絶妙のぢぢれ麺
そんな黄金のスープをたっぷりと味わえるように、こちらの麺は絶妙にぢぢれ加工されている。ぷりぷり・もちもちっとした食感とその食感の合間から感じる小麦の甘みに、黄金のスープがしっかりと絡みつく。この麺とスープだけでも、もはや完成された醤油ラーメンとして成立している事が分かる。
・メインはあくまでチャーシュー
そんな素材のウマミや甘みが引き出された優しいラーメンに、どっしりとした肉厚のチャーシューを合わせるとチャーシューが勝ってしまうのでは?という不安があるかもしれない。しかしひとくち食べれば、それは単なる杞憂(きゆう)である事が分かる。豚肉のウマミをしっかりと閉じ込めたチャーシューはどこまでも柔らかく、しかしそれでいてしっかりと肉感を感じられる仕上がり。黄金のスープをチャーシューにまとわせることにより、鶏と野菜のウマミが加わり、さらに絶品のチャーシューへと進化を遂げるのだ。そのウマミの洪水のなかに、ちぢれ麺をすすりこめば、もはや言葉にならないウマさが口の中で爆発する。
あのタモさんも味わったボリュームたっぷりだが、少し懐かしい醤油ラーメンを味わってみてはいかがだろうか?
きっとそこには、「笑っていいとも」が終わった今でも、西新宿で働く仕事人達が愛する手抜かりの無い、絶品の味わいがあるにちがいない。
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お店 満来(まんらい)
住所 東京都新宿区西新宿1-4-10
営業時間 11:00~23:00
定休日 なし