【2015年中に行かないと一生後悔してしまう築地の名店】吉野家1号店で感じる「吉野家」の心髄

東京・築地といえば日本全国の誰もが知る巨大市場。築地場内や場外は築地で働く人たちは食材を見る目や味わう舌が肥えているため、おいしいお店がたくさん存在する。

しかし築地の場内は2016年に移転が決定しており、現在の場内のお店はこのタイミングで無くなってしまう。つまり今の雰囲気で味わう事は二度とできない、築地場内はまさに今年ラストイヤーという非常に悲しい状況なのだ。

実はその築地市場に、誰もが知る有名チェーン店の1号店が存在する。それが今回ご紹介する築地場内にある吉野家だ。

・吉野家と築地1号店の歴史
吉野家の歴史は古く、明治時代にまでさかのぼる。明治32年(1899年)、東京の日本橋にあった魚河岸に、牛丼店を開業したのが吉野家のはじまりである。当時の日本は明治27年(1895年)の日清戦争に勝利したことで多額の賠償金や台湾割譲などの領土の拡大によって好景気が訪れる。そんな時代に産声を上げた吉野家の牛丼は今も昔も働く人の胃袋を満たしている。残念ながら日本橋の魚河岸に創られた店舗は無いが、現存する最古の店舗として1959年に開店した築地1号店は吉野家の心髄(しんずい)といっても過言ではない。築地市場とともに歴史を歩み続け、「はやい・うまい・やすい」牛丼にこだわる姿勢は、変わらず守り続けられ、そのことが現在の巨大チェーン店となった今でも多くの人に支持されている理由でもある。

・築地店にしかないといわれる独特なオーダー
牛丼チェーン店に行ったことのある人なら「つゆだく」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないだろうか。「つゆだく」とは「つゆ沢山(だくさん)」の略で、つゆを多めにいれてもらうためのオーダー方法である。これは全国の牛肉チェーン店で対応してくれる有名なオーダーであるが、築地一号店では「つゆだく」だけでなく、多彩で独特なオーダー方法が数多く存在する。「トロだく」と呼ばれる脂身が多い肉を多めに載せてもらう方法や、「つゆだくだく」と呼ばれる「つゆだく」よりもさらにツユが多めのオーダーなど、かなり細かい注文まで受け付けている。このように市場内で働く人々のこだわりに合わせて、幅広いオーダーに対応してくれるお店となっている。

・築地1号店で頼みたい「アタマの大盛」
そんな築地1号店に行った時にぜひとも注文したいメニューが「牛丼アタマの大盛」。実はこのメニューを注文した場合には、特別などんぶりに出会うことができる。それがこのお店でしかお目にかかれない、緑のどんぶり。この緑のどんぶりは通常の吉野家では見ることのできない丼で、一部の牛丼ファンの間では「幻の丼」と言われるモノでもある。この築地一号店では精算の際に他店が行っているような伝票をチェックする方法ではなく、牛丼の器を見て値段を確認する昔ながらの方法を採用している。他店とは違う、吉野家のルーツだからこそ昔と同じ精算方法を守っている、そんな伝統にも触れる事が出来るのが1号店の魅力の一つだ。

創業から100年を超える吉野家には様々な時代の淘汰の波が押し寄せてきた。

たとえば、2004年、米国産牛肉が輸入禁止となり、牛丼の販売を休止せざるを得なくなった時期があった。そんな時でも、この築地1号店は国産の牛肉を使って牛丼を売り続けてきた。まさにルーツ、まさに吉野家の心髄、それを感じられるのが、この築地1号店なのだ。

今後、吉野家は豊洲への移転を進めることを発表している。おそらく次の100年も魚河岸と歩んできた吉野家の歴史は変わらないに違いない。

もし機会があれば築地の吉野家のルーツに触れてみてはいかがだろうか?そこにはきっと、守り続けられてきた巨大チェーンの心髄があるにちがいない。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店   吉野家 築地1号店
住所   東京都中央区築地5-2-1 築地市場 1号館
営業時間 [月~土]5:00~13:00
定休日  日曜・祝日・不定休 ※築地市場に準ずる
お店のHP http://www.yoshinoya.com/shop/tsukiji/
社長メッセージ http://www.yoshinoya.com/company/message.html

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この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : 吉野家 築地1号店

住所 : 東京都中央区築地5-2-1 築地市場 1号館