【世界の街角】イングランド北部の町ニューカッスルは「橋の町」!タイン川に架かる橋が作りだす興味深い風景は一見の価値あり!

イングランド北部最大の町ニューカッスル。

正式名称はニューカッスル・アポン・タインと言い、その名の通りタイン川流域にある工業都市です。

軍事拠点として度々重要な役割を果たしてきたこの町には、その名残からいまでも城壁が残され、中世的な雰囲気も漂っています。

この町にきたらぜひ見て頂きたいのが、タイン川に架かる橋。

ニューカッスルの観光スポットの1つにも数えられる7つの橋は、それぞれが個性的。川沿いを散策すれば、これらの橋が作り出す変化に富んだ風景を楽しむ事ができます。

数ある橋の中でも一番美しいとされ、町のシンボル的存在でもあるのが、このタイン・ブリッジです。1928年に完成したアーチ形の橋は全長389メートル、水面からの高さは約26メートルあります。ロンドンオリンピックの際は、この橋に五輪マークが飾られてオリンピックムードを盛り上げていました。

そして背が高く、どことなく重厚な作りの橋がハイレベル・ブリッジです。この橋は2階建て構造になっており、車道と線路に分かれています。今こそ電車が走っている橋ですが、完成当時は蒸気機関車がここを走っていました。そう考えるとロマンを感じますね。

ちなみに橋の設計を担当したのは、数多くの橋の設計を手掛けたロバート・スティーブソンという人物です。完成した橋の開通式はヴィクトリア女王によって執り行われました。

とりわけ近代的なデザインが目を引くのが、ミレニアムブリッジです。2001年に完成したこの橋は、ニューカッスルにある橋の中で1番新しいものです。

歩行者と自転車専用の橋は、アーチから伸びたワイヤーが歩道部分を支えています。船が通る際には橋が斜めに傾き、その下を船が通過できるようになります。橋が稼働するのを見物したい方は、両脇にある建物の中に時刻表があるのでそれを参考にしてください。

紹介した橋の他にも、赤色のスウィング・ブリッジや、メトロや急行列車が通るクイーンエリザベス・ブリッジなどが掛かっているタイン川。高さも違えばデザインも様々な橋が作り出す風景は、まるでレゴで作ったおもちゃの世界の様です。

川沿いには芋虫のような形のコンサートホール兼会議場もあります。奇妙な形の建物もまた一見の価値ありです。ガラス張りなので遠くから見るとキラキラ光っていて美しいですね。

個性的な橋の数々は、見る角度によっても様々な表情を見せてくれます。タイン川沿いの散策を楽しみながら、あなただけのベストショットを探してみてください。

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