信州木曽 ふるさと体験館で木曽ヒノキの箸づくり体験。自分だけのお箸を作ろう!

信州・長野県の西部にある木曽は、江戸時代以前から日本有数の木材の産地として有名。

その中でも、傾斜が険しく寒さの厳しい木曾の山の厳しい自然環境下でのみ育つ「木曽ヒノキ」は、木曽以外の地域のヒノキとはまったく質が異なり、最高級ブランドの木とされています。

そんな木曽ヒノキを使った木工ワークショップ「ヒノキの箸づくり」を体験できるのが、長野県木曽郡木曽町新開にある、信州木曽 ふるさと体験館。

ヒノキの箸づくり体験では、木曽ひのきの香りと手触りを感じながら、世界にひとつだけのお箸を作りって持ち帰ることができます。

信州木曽 ふるさと体験館は、JR木曽福島駅からはバスで15分、車で10分ほどの距離。

入り口で受付を済ませたら、いざ、木曽ヒノキの箸づくり体験のスタートです。

体験を行うのは、昭和3年に建てられ、平成9年に廃校になった黒川小学校の校舎。かつての学び舎で、木曽の山里に残る自然と暮らしの知恵や技を教わることができるなんて、素敵ですね。

ノスタルジックな雰囲気の残る校舎の中。

木曽ヒノキの箸づくり体験を教えてくれるスタッフさんが待っていてくれました。

こちらが今日作る木曽ヒノキのお箸の制作過程をあらわしたもの。

木曽ヒノキの箸づくり体験では、ヒノキの材料を専用の台にのせ、鉋(かんな)で削ってかたちを作り、電気ペンで名前や模様などを入れて、自分だけのオリジナルのお箸に仕上げます。

まずは、細長い角柱になっている日本の木材を専用の台にのせ、鉋で削って、先に向かって細くなるお箸のかたちに近づけていきます。

鉋を使ったのは子どものとき以来で、決して器用なほうではない筆者ですが、スタッフさんがわかりやすく鉋の使い方、力の入れ方を教えてくれたので、スムーズに作業ができました。

手本を見せてくれるスタッフさん。するすると滑らかに木が削られていきます。

専用の台には箸づくりに適した傾斜がつけられているので、完成形になったら、もう鉋をかけてもそれ以上削れません。技術のない初心者でも失敗なく作ることができるのが嬉しいです。

お子さんでも体験できるので、長期休暇や週末には、家族で訪れる方も多いそうですよ。

鉋をかけて削った箸にやすりをかけ、面取りをして、表面をなめらかにします。

仕上げに電気ペンで名前や模様などを焼き付けて、オリジナルのお箸に仕上げます。電気ペンは、先端が熱くなるので注意が必要ですが、操作自体は難しくありません。

自分の名前を入れてもいいし、好きな言葉を書いてもいいし、好きな柄や模様を描いてもいいし、デザインはお好み次第。

筆者は、一面に「いただきます」、もう一面に「ごちそうさま」の文字を焼き付けました。

毎日のご飯がおいしく食べられそうなお箸だと思いませんか。

材料を鉋で削ったときに出た「削りくず」も記念に持ち帰ることができます。木曽ヒノキの香りは、清々しくリラックスできるので、そのままお部屋においたり、お風呂に入れて香りを楽しむのがおすすめ。

木曽ヒノキの箸づくり体験
所用時間:45分~
体験料:600円~(税込)
最小催行人数:1人〜最大定員:20人
※要事前予約

そのほか、ふるさと体験館では、糸のこ体験、小枝のクラフト、木工キット組み立て、草木染め、はた織り、壁掛けづくり、木の実のブローチづくりなどの体験ができます。

木曽ヒノキを使った手作り体験は、その手触りや香りとともに、旅の思い出になることでしょう。

木曽を訪れたら、ぜひここでしかできない手作り体験を楽しんでみてくださいね。

詳細は、ふるさと体験館 つくる体験メニュー一覧をご確認ください。
(※事前予約が必要なものもあります。)

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

【施設詳細】
名称 ふるさと体験館
住所 長野県木曽郡木曽町新開6959番地
電話 0264-27-1011
営業時間 9:30-16:30(体験受付は15:00まで)、食堂11:00-14:00
休館日 水曜日
公式サイト https://taikenkan.jp/



この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : 長野県木曽町 ふるさと体験館

住所 : 長野県木曽郡木曽町新開6959番地