リトアニア共和国の世界遺産「十字架の丘」に行ってみた! 10万以上の十字架が存在
|リトアニアの世界遺産「十字架の丘」です。
隣国ラトビアからレンタカーを借りて行ったので、片道123kmで、途中、道路工事で片側通行とかあったりで、だいたい2時間ぐらいかかりました。
リトアニアはソ連に侵略されたり、ナチス・ドイツに侵略されたりして、その後ソ連にまた占領されて、1944年にソビエト連邦の一部にされました。
その後、占領されながら、ソ連と戦ってましたが、3万人以上が殺されたり、多くの人がシベリア送りになりました。
1991年にようやくリトアニア共和国として独立しました。
ソ連は宗教を弾圧していたので、ロシア国内も含めて、教会を打ち壊したり、聖職者を殺したりしてました。
ソ連の弾圧に対しての無言の抗議として、名もない丘に、十字架を建て始めたのが十字架の丘のきっかけです。
その後、ソ連が十字架を撤去したりしても、また十字架を建てる人たちが現れて、、というのが3回ぐらいあったそうです。
ということで、今や10万以上の十字架が設置されています。ちなみに、駐車場の売店で1ユーロぐらいから売ってたりします。
入場料とかは特にないです。路上駐車をすると、駐車場代もかからないです。
丘自体はだれの管理下でも無いので、無作為に十字架が建てられていて、なんとなく道っぽくなってるところもありますが、さながら十字架の森みたいになってます。
近年は、宗教弾圧とは関係なく、身近な人が無くなったときの記念碑として、十字架を立てに来たりしているようです。
新しい十字架を建てに来ている団体もいました。
見慣れた日本語のアレだったり、ユダヤ教のダビデの星があったりと、キリスト教以外のシンボルがあるのがなかなか興味深いですが……。
By Hiroyuki
Post: GoTrip https://gotrip.jp/
Via:http://www.hillofcrosses.com/