あの1ヶ月前の災害から復旧!南木曽のJR不通区間が明日8月6日に運転再開。


約1ヶ月ほど前の7月9日、長野県南木曽町で発生した土石流災害では亡くなられた方もいらっしゃったほどの大災害でした。

当地は木曽谷と呼ばれる木曽川に沿って谷間に形成された中山道の宿場町として栄え、木曽川を挟んで標高1000メートルを超える山に囲まれているため、谷沿いの国道やJRはまさにライフラインの1つ。災害発生後から懸命の復旧作業が続けられていました。

今回の災害では、梨子沢(なしざわ)という木曽川の支流を渡るJRの線路部分前後約300メートル区間に土砂が流入。列車に電気を供給する電車線や通信ケーブルも断線したことにより、災害発生時から名古屋⇔長野間の特急運転は休止され、通勤、通学、そして観光の足に非常に大きな影響を与えていました。

▼梨子沢の災害復旧現場全体

▼災害復旧現場に新設されたJRの橋桁を梨子沢上流から撮影

▼災害復旧現場のJRの橋桁を梨子沢下流から撮影

▼災害復旧現場のJRの橋桁を近くで撮影

▼災害復旧現場のJRの橋桁を名古屋方面に向かって撮影

▼まだまだ復旧が必要な場所も多く残ります


今回災害によって初めて南木曽町のことを知った方もいらっしゃるかもしれませんが、実は長野県南木曽町は、春夏秋冬それぞれに絶景をもった、「日本で最も美しい村」の1つ。御料林として皇室財産であった木曽谷に育まれた美味しい空気と美味しい水、そしてこの時期だからこそ味わえる天然の涼を求めて、南木曽町を訪れてみてはいかがでしょうか?

▼天然の涼を感じられる柿其渓谷(かきぞれけいこく)

▼夏の朝を迎えた中山道42番目の宿場、妻籠宿(つまごじゅく)

▼日本の夏を感じられる、妻籠宿の寺下お盆迎え火

▼どこまでもつづく御料林からの美味しい空気

▼紅葉の時期には木曽谷が色とりどりの木々に囲まれます。

最後に、南木曽町役場の方に独自に取材した時に頂戴した言葉を掲載させていただきます。
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7月9日の集中豪雨による土石流災害の際には、全国の皆さんから多大なるご支援をいただきまして、大変ありがとうございました。皆さんの対応の早さでどれだけ助けられたか分かりません。
まだ、強い雨が降り出すと、職員全員の気持ちが張りつめる状態ではありますが、南木曽町はかなり落ち着きを取り戻してきております。
本格的な復旧はこれからなので、今後は少しでも早く元の平和な南木曽町に戻るよう、職員一致団結して進んで行かなければいけないと思っております。

南木曽町役場 宮川護
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