【日本麺紀行】味わえるのは金曜日だけ!絶品の限定鴨ダシ醤油ラーメンが味わえる、東京・浅草橋の「紫 くろ喜」
|東京台東区浅草橋と言えば、様々な雑貨や人形の問屋街として有名な街。そんな町に絶品のラーメンを提供してくれるお店がある。その名前は、「紫 くろ喜」。
JR浅草橋駅から歩いて5分程度の場所にこの絶品のラーメン屋は存在する。あの人気グルメサイト「食べログ」において東京のラーメン部門で第5位にランクインしていることからも、万人に愛されているラーメンである事が分かる。
お店に到着したのは平日の午後11時ちょうど。平日の金曜日というのにすでに長蛇の列が出来ていた。
実はこちらのお店、金曜日以外は「饗 くろ喜(もてなし くろき)」として営業されているラーメン店。
金曜日限定で「紫 くろ喜」という名前に変身するラーメン店なのだ。それゆえ、お店の暖簾(のれん)も通常の営業とは異なる。
自動販売機には鴨そば(細麺)と鴨そば(手もみ麺)そして鴨つけそばと鴨白湯つけそば、そしてそれぞれに味玉付きのメニューが並ぶ。
待ち時間にラーメンが作られるため、着席して程なくすると非常に香ばしい醤油の香りとあきらかに鶏とは違う香りの艶やかなラーメンが着丼する。
まずはスープだが、琥珀色のスープはどこまでも澄んでおり、よどみない。ひとくちスープを味わえば分かるが、しっかりとした鴨ダシと厳選された醤油のウマミが口いっぱいに広がっていく。
そして麺。今回は細麺をオーダーしたのだが、麺を噛みしめるたびに非常に香ばしい小麦の香りが口いっぱいに広がる。
しっかりとした鴨ダシと醤油のウマミに負けない小麦の香る麺となっているが、不思議とその強い個性が混ざり合うとまるで交響曲のようなハーモニーを奏でてくれる。
そして特筆すべき具は、抜群のレアな状態で提供される鴨ロースのチャーシューだ。
ほのかにピンク色の鴨ロースのチャーシューは絶品鴨ダシ醤油スープに程よく暖められ、ひとくち食べると口いっぱいにそのウマミの肉汁が弾けるのだ。
さらに極太メンマや丁寧な仕事がなされた味玉、そして淡路島の玉葱、春菊、切り方にまでこだわった長ネギがこの1杯のラーメンを極上の逸品に仕上げている。
もしお腹に余裕がある方は、ぜひ鴨ねぎ飯を事前にオーダーする事をオススメしたい。
こちらはゴロッと大きめの鴨のチャーシューとネギがしっかりとまぶされた鴨とネギのご飯なのだが、こちらにこの鴨醤油スープを入れて最後にお茶漬けのようにして食べる事をオススメする。
最高の鴨醤油スープと鴨のチャーシューそしてネギとが相まって、こちらの鴨をトコトン味わえる逸品になるのだ。
もし、万が一、金曜日の浅草橋の問屋街を訪れた際は、少し足を伸ばしてこちらのお店を訪問してみることをオススメする。
厳選された素材を巧みの技で極上の逸品にまで仕上げられた、まさに割烹料理と言ってもいいほどのラーメンを味わう事ができるに違いない。
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お店 紫 くろ喜(むらさき くろき)
住所 東京都千代田区神田和泉町2-15 四連ビル3号館 1F
営業時間 11:30~14:30/18:00~20:30
定休日 月・火・水・木・土・日曜日
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