世界最大の現代芸術祭、ヴェネツィア・ビエンナーレに行ってみよう!

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「世界で最も美しい」とも形容される水の都、イタリア・ヴェネツィア。実は今年、そのヴェネツィアがとても盛り上がる年。

その理由は、隔年で開催される世界最大かつ最も権威のある現代アートの祭典、「ヴェネツィア・ビエンナーレ」が開催される年だからです。

ビエンナーレとは2年に1度、つまり隔年というイタリア語。そんな2年に1回の芸術祭が、なんと120年前の1895年から開催されているという、驚きのアートフェスティバル、それが「ヴェネツィア・ビエンナーレ」なのです。

この芸術祭、美術部門だけでなく、建築や、ダンス、演劇など様々な芸術部門での出展があり、さらに観客が参加できる形で出展されているアートも多いため、芸術はちょっと苦手……と思われている方でも非常に楽しみやすい芸術祭です。

ヴェネツィアの象徴の1つ、サン・マルコ広場から歩いて行ける距離にあるジャルディーニと呼ばれる屋外メイン会場には、ビエンナーレに参加する29ヶ国がそれぞれ国ごとのパビリオンがあります。

日本ではあまり知られていないかもしれませんが、もちろん日本もその中の一つとしてパビリオンを持っています。そのため、ビエンナーレ開催に向けて国内からよりすぐられた日本人芸術家が日本のパビリオンの中に作品を展示し、世界に日本のアートを発信しています。

▼こちらが日本のパビリオン
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またもう一つのメイン会場であるアルセナーレでは、独自のパビリオンを持たない国々の展示が展開されます。実はこのアルセナーレ、ベネチアの共和国時代からの造船所。

当時ベネチア共和国は貿易、海軍の組み合わせで中世に大発展をした世界の最先端の国。その強大な国力を支えたのがこのアルセナーレと言われる当時世界最新鋭の造船所でした。

今回紹介した2つのメイン会場の他でも、ヴェネツィアの街のいたるところでアート作品の展示が行われています。そんな中世から残る美しい街並と奇想天外なコンテンポラリーアートのコラボレーションを街中で堪能できる歴史ある祭典、それが「ヴェネツィア・ビエンナーレ」なのです。

さらに、ビエンナーレの一部であるヴェネツィア国際映画祭の期間は、まさにヴェネツィアをまるごと楽しむ人にとってはハイライトの1つとも言えます。ヴェネツィア・ビエンナーレの開催期間は5/9から11/22まで。

イタリア・ヴェネツィアへの観光を考えている人は、ぜひ今年ビエンナーレのアートを体験してみてはいかがでしょうか?

▼写真は前回2013年に開催されたビエンナーレの様子
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