南インドで、白浜のビーチとインド文化を同時体験してみよう!
|インドと聞いて、どんな光景が思い浮かびますか?
タージマハルのような長い歴史を持ち、貴いほどまでに美しい建造物。ヒンズー教徒が沐浴をしているガンジス川。またはムンバイなどの大都市で見られる、大量の車やリキシャ(人力車)が途切れなく行き交う雑踏。電車からはみ出るほど、人が大量に乗っていても動き続ける電車。
実際にインドに行ったことがなくても、こうした写真や映像を見たことがある方は多いのではないかと思います。
でもこうしたイメージは、インドのほんの一面に過ぎないのかもしれません。紀元前2500年頃から栄えたインダス文明を起源に、長い歴史を持つ国。そして現在、世界7位で日本の約8倍ほども広い国。非常に奥深く、様々な面を持っています。
このインドの密かな魅力の1つがビーチ。東はベンガル湾、西はアラビア海に囲まれたインドには、世界中から人気を集めるビーチが幾つかあります。
例えば、インドの西海岸にあるゴアのアゴンダビーチやハブロック島は、有名旅行口コミサイトによるアジアのベストビーチトップ10にも選ばれています。
そんな魅力溢れるインドのビーチリゾートにはインド初心者の方でも、少し落ち着いて美しい白浜のビーチとインド文化の両方を楽しめる場所があります。それが、今回ご紹介するインド南西部にあるケララ州のコバラムビーチです。
ケララ州の歴史は非常に古く、紀元前3世紀のシュメール人による記録にも既に登場しています。長らく独立した王国として続きましたが、15世紀末より、スパイスなどの商品の重要な貿易拠点として、順次ポーランド、オランダ、イギリスの植民地となりました。
こうした背景もあり、ケララ州は、インドの文化・宗教とヨーロッパの文化・宗教(カトリック)が共存したユニークな場所となっています。
そしてこのケララ州の州都ティルヴァナンタプラムから約16㎞ほど離れた場所に、コブラムビーチはあります。1920年代末、約17㎞ほど続くコブラム海岸は、地元の名士によりリゾート地開発をされ、1930年代には、ヨーロッパの人々からもリゾート地として注目を集め始めます。
現在は、インドやヨーロッパの人々が訪れる人気の一大リゾート地に発展しました。ちなみにインドの名士の間でブームの「リゾート婚(高級リゾート地で結婚式を挙げる)」の場所としても人気を集めています
この地域には、デザインやサービスも優れており、安心して滞在できる幾つかの高級ホテルがあります。こうしたホテルには、付設のプライベートビーチがあり、静かにくつろぐこともできます。
でも折角ここまで来たからには、ホテルに引きこもることなく、本場インド文化の体験も忘れずに!一部のインドの観光地では、露店・レストランからの少々強引な客引きの対応が難しい場合もあります。
でもこの地域では、こうした客引きが度を越えず、煩わされる率は低いため、注意は必要ですが比較的安心してローカルショッピングなどを楽しむ事ができます。
またこの街にあるコブラムビーチは、アーユルヴェーダのマッサージで有名な場所です。「ケララに行く」とインド人女性に言うと、「忘れずにマッサージを楽しんできてね」と言われるほど。
町のマッサージ店に入るのは少しという方は、高級ホテルで用意されている本場アーユルヴェーダのマッサージのコースを体験してみるのもよいでしょう。
ケララのコブラムビーチで本場のアーユルヴェーダ体験、ぜひ一度お試しあれ!
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア