カンボジア・アンコール王朝発祥の地、聖なる山「プノン・クーレン」に行ってみた
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アンコール遺跡群観光の拠点・シェムリアップから車で2時間程度のところにある、プノン・クーレンはアンコール王朝発祥の地とも言われる聖なる山で、現在でも信仰の対象となっていてカンボジア全土から参拝者が訪れています。
車で山の中腹まで登ると参道が見えてきます。参道を登りきると切り立った岩の上に建つ寺院に巨大な黄金の仏像の涅槃像が安置されています。
これは、元々この土地にあった巨大な砂岩から16世紀ごろに切り出して作られたもので、よく見ると仏像はそのまま下の台座部分と一体化しています。涅槃像の周りには参拝者が奉納していったたくさんの小さな仏像が並んでいます。
黄金のプレア・アントン涅槃像(ねはんぞう)を拝んだあとは、近くを流れる川へ。
そこは川底には無数のリンガと言われる男性器(!)をあしらったレリーフが並び、仏像のレリーフも残っています。
見渡す限り川底はレリーフで埋め尽くされているほど多くのリンガがあしらわれているので、「千本リンガ」と呼ばれているのだとか。
また近くには落差20メートルもある滝があり、地元の人だけでなく観光客も水着や服のまま思い思いに水浴びを楽しんでいます。
遺跡を見て神聖な気持ちになった後は、滝のマイナスイオンを浴びてリフレッシュできるという、アンコール遺跡群の中でもちょっと変わったスポットです。
この他にもプノン・クーレンの山には遺跡が点在していますが、蛇が多いうえ、地雷が残っている可能性があるエリアなので地元のガイド同行の上、注意をして散策する必要があります。
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