インドネシアのジャカルタに跳ね橋!?オランダ植民地時代を色濃く残すコタ地区に行ってみよう!


インドネシア、ジャカルタは多くの外国企業が進出し東南アジア一の経済の中心地へと急速に発展中で、市内中心部には高層ビルが立ち並んでいますが、そんなジャカルタにも昔の名残を伝える地域が残っています。

それが今回ご紹介するコタ地区。

ジャカルタの旧市街地として知られるコタ地区は、17世紀から19世紀にかけてジャカルタを統治していたオランダがオランダ東インド会社の拠点を構えた場所。

オランダ風の石造りの街並みに、運河が張り巡らされ、街ができた当時はその美しさから「東洋の真珠」とも呼ばれていたそうです。

そんなコタ地区には現在もオランダ風の街並みが残っています。特にコタ地区中心のファタヒラ広場の周辺には、多くの洋館が残っていて、現在は改修され様々な博物館やレストランなどとして用いられています。

また、オランダ統治時代、ジャカルタはバタヴィアと呼ばれていたことから、旧貿易商館の建物を用いたバタヴィア・カフェには多くの人が訪れています。

さらに広場では色とりどりのレンタサイクルもあるので、自転車に乗って旧市街地を回ることもできます。

また広場から出て運河沿いを歩いて行くと、オランダ風な跳ね橋が見えてきます。まるでアジアではないような景色が広がります。

しかしながら石造りの街並みは、インドネシアの熱帯気候には必ずしも適しておらず、残念ながらだいぶん浸食が進んでいる建物もあり、現在はNGOなどが中心となって保存・修繕の活動がされているそうです。

ジャカルタに行く機会があれば、コタ地区でオランダ統治時代の名残を味わってみてはどうでしょうか。きっと歴史の教科書だけでは学べない、アジアとヨーロッパの繋がりを肌で感じることができることでしょう。

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