【世界の絶景】虹のかかる滝と温泉を楽しむ秘境ヒマラヤの村へ

地球上で最も標高の高い地域とされるヒマラヤ。その山麓にはあちらこちらに温泉の出るスポットが点在しています。中でも有名なのが、インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州のヴァシシュト村。この地方の住宅は木造の高床式の造りが特徴です。

ヴァシシュト村は非常に小さな村ですが、ヴァシシュト寺院というお寺の中に公共の温泉浴場があります。

浴槽の周囲の通路幅が非常に狭いので、混雑している時にはすれ違うのがやっと。古い石造りの床は滑りやすくなかなかスリリングな温泉です。

髪の毛や体を洗う際は、浴槽の水がそのままパイプを通して流れ出ているお湯を使用します。そのため日本人の感覚では少し汚いと感じるかもしれません。

入浴料は無料ですが、靴を預ける際に数ルピーのお金がかかります。男性も女性も下着のパンツを履いたまま入浴するのがマナーです。替えのパンツを忘れずに持っていくようにしましょう。(男性専用と女性専用のお風呂があります)

インドでは公共浴場が一般的ではないため、人前で裸になるのを嫌がるインド人の観光客が服を着たまま風呂に入っていたりします。

そのため昼頃になるとお湯がなんだか薄汚れてくるので、一番のおすすめは早朝 5:30 頃、浴場のオープン時間に合わせて行くと人も少なく比較的きれいなお湯を楽しめます。

ヴァシシュト村のもうひとつの楽しみが虹のかかる滝。

村の裏手にある山を30分〜1時間ほどかけて登ると、美しいヒマラヤ山脈の景色が一望できる場所に辿り着くことができ、運良く晴れている日は滝に虹がかかり非常に幻想的です。

ヴァシシュト村までは、長距離バスが止まるインド北部の街マナーリーからオートリキシャで10分〜15分ほど。

ヴァシシュト寺院の公共浴場がなんだかくつろげない……という方におすすめなのが、近くに点在する私営の温泉浴場。入浴料はかかりますが、人も少なくお湯もきれいです。

近くにはビーズ川 (Beas River)という川があり、非常に美しい山麓の風景も楽しむ事ができます。

ちなみにマナーリーの名物はこの川でとれるニジマス料理です。

インド旅の途中で疲れたら、自然と温泉のある村にリラックスするのもいいかもしれません。

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