【純喫茶紀行】マツコも絶賛!江戸川区平井の「ワンモア」で味わう極上のホットケーキ
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東京は江戸川区・平井。総武線各駅停車でなければ訪れる事ができないこちらの駅に、極上のホットケーキを味わえる喫茶店がある事をご存知だろうか。
そのお店の名前は「ワンモア」。かつて文化人の町として有名だった渋谷で研鑽(けんさん)を積んだマスターが営む、ゆっくりとした時間が流れるのがこちらの喫茶店。
・伝説の店「ロロ」の系譜
かつての渋谷に「ロロ」という三島由紀夫などの文化人が出入りしていた伝説の喫茶店があったのだが、「ワンモア」のマスターは「ロロ」の従業員として働いていた。業務用の濃縮還元ジュースを希釈(きしゃく)したスカッシュではなく、本物のオレンジを絞ってつくるオレンジスカッシュや生豆を自家焙煎した深い味わいのコーヒーなど、本物の味を知る文化人が愛した店、それが「ロロ」だ。
・香り高いコーヒー
「ロロ」で研鑽(けんさん)を積んだ「ワンモア」のマスターが淹れるコーヒーは深い味わい。テレビで絶賛されたホットケーキだけではなく、喫茶店のコアと言ってもいいコーヒーそのものも素晴らしい味わいだ。ひとくち飲めば、このコーヒーがまとっている自家焙煎だからこその甘い香りと香ばしい飲み口は、ちょっとやそっとで醸し出されるものではない、ということが分かるはずだ。
・銅板で丁寧に焼かれるホットケーキ
コーヒーも本物だが、もちろんホットケーキも本物だ。銅板でゆっくりと時間をかけて焼き上げられるホットケーキは、外側はサクッとした歯触りでありながら、内側はふわっと仕上げられており、卵とミルクの香りが甘く広がっていく絶品の味わいだ。たっぷりとメープルシロップをかけると、よりホットケーキそのもの味わいが濃く口の中に甘さとともに広がって行くのだ。
昭和から平成へと時代が移ろうにつれ、喫茶店も大きく様変わりをしてきている。チェーン店が街中に広がり、いまでは昭和の香りのする喫茶店は非常に少なくなってきている。
そんな時代の流れとは逆行するような喫茶店で、じっくりと時間すらも味わいながら充実した時間を過ごしてみてはいかがだろうか?
そこには簡単に「ノスタルジー」という言葉だけでは伝わらない、本物の味わいがあるにちがいない。
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お店 ワンモア
住所 東京都江戸川区平井5-22-11
営業時間 平日 9:30〜16:00
土曜日 9:30〜15:00
定休日 日曜日