美味しい甘酒を飲みたいなら、神田明神がオススメ!江戸時代から続く、2つの甘酒を飲み比べてみよう。
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新年の無事と平安を願う、初詣。
毎年多くの人で賑わう初詣だが、全国トップの初詣者数を誇る明治神宮ともなると、三が日だけで300万人にものぼる参拝者が訪れるという。
新年を迎えハッピーな気分になっているとはいえ、寒さに耐えて行列に何時間も並ぶというのは、なかなか根気のいる作業である。
そんな初詣において、冷えた身体を温めてくれる甘酒は欠かせない飲みもの。初詣で飲む甘酒を毎年楽しみにしている人も多いのではないだろうか。
今回は、甘酒好きの方にオススメの神田明神が誇る2つの甘酒を紹介したい。
・都心のパワースポット、神田明神
730年の創建。東京の中で最も歴史のある神社の一つが神田明神。日本三大祭の一つである神田祭が行われることでも有名である。仕事運、商売運をもたらしてくれるパワースポットでもあり、都心にあることからも多くのビジネスマンが訪れる。そんな神田明神には、「天野屋」と「三河屋綾部商店」という2軒の甘酒を提供しているお店が存在し、どちらも東京を代表する甘酒の一つである。
・東京屈指の人気を誇る「天野屋」
1846年創業「天野屋」の自慢の甘酒が「明神甘酒」だ。化学添加物を一切使わず、米と糀だけの伝統的製法で作られる甘酒で、自然の優しい甘味が特徴である。甘酒はテイクアウトもできるのだが、店内で甘酒を注文すると、甘酒と一緒にもろみ味噌が付いてくる。この味噌を口直しでいただくことで、味噌の塩分が甘酒の甘味を存分に引き立ててくれるので、できることなら店内で味わっていただきたい。また、こちらのお店は「景観まちづくり重要物件」にも指定されている建物なので、ぜひお店全体の雰囲気も楽しんでみてほしい。
・1616年創業の「三河屋綾部商店」
実は、神田明神にはもう1軒甘酒を飲めるお店がある。それが「三河屋綾部商店」である。なんとこのお店の創業は1616年。江戸幕府の成立が1603年なので、江戸時代の初期から営業しているのだ。徳川幕府の御用商人として徳川将軍とともに三河より江戸に上京。その後も代々将軍家に味噌や甘酒を納め、なおかつ宮内庁御用達にもなっていた由緒あるお店なのである。そんなとてつもない歴史を持つお店で飲むことができるのが「延寿甘酒」である。こちらでは、甘酒にショウガの粉を入れて飲むのがオススメの飲み方。ショウガの効いた甘酒は、身体の芯から温めてくれるので、寒い冬には一段と美味しく感じる一杯だ。
人気の「天野屋」と歴史の「三河屋綾部商店」。
神田明神には、日本屈指の甘酒が2軒集まっている。
ぜひ神田明神を訪れた際には、一緒に甘酒も味わってみてほしい。
江戸時代より続く伝統のある甘酒をいただけば、神田明神の御利益に加え、さらなるパワーを得ることもできるはずである。
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<天野屋>
住所 東京都千代田区外神田2-18-15
営業時間 【月〜土】10:00~18:00
【日・祝】10:00~17:00
定休日 4月~12月1週目の各日曜日
お店のHP http://www.amanoya.jp/
<三河屋綾部商店>
住所 東京都千代田区外神田2-17-3
営業時間 【月〜土】9:00~18:00
定休日 日曜日(2月3月は水曜日定休、日曜営業)
お店のHP なし