小林聡美主演の映画『プール』の舞台にもなったチェンマイのホシハナヴィレッジにゆったりステイ
バンコクの北約700kに位置する古都、チェンマイ。
中心地である旧市街(オールドシティ)とその周辺には、ランナータイ王朝の寺院が数多く残り、おしゃれなカフェやレストラン、ショップ、ナイトバザールなど見どころもたくさんで、旅行者が楽しめるエリアです。
あちこち観光をするのには中心地に宿を取るのが便利ですが、チェンマイに数日間滞在するのであれば、そのうち1~2泊は中心地を離れた緑あふれる環境にステイしてみるのはいかがでしょうか。
活気あふれる中心地から車で20~30分も走れば緑あふれる山岳地帯が広がり、「これが同じ都市か!」と驚かずにはいられません。都会と田舎、両方の魅力を兼ね備えているのがチェンマイなのです。
そんなチェンマイの魅力をたっぷりと体験できるのが、今回ご紹介するhoshihana village(ホシハナヴィレッジ)という宿泊施設。
こちらの施設、小林聡美さん主演の映画『プール』の舞台にもなった場所としても有名です。
・hoshihana village(ホシハナヴィレッジ)とは
こちらの施設、チェンマイ空港から南西に車で約20分、チェンマイ市内より約30分の自然豊かな場所、ハンドンにあります。
濃い緑の葉をつけた木々や色とりどりの花々に囲まれた1万平方メートルほどの広大な敷地に、それぞれスタイルの違う6つのコテージが点在しています。
チェンマイの中心地からわずか30分とは思えない静かな場所で、聞こえてくるのは鳥たちのさえずりのみ。
・それぞれスタイルの違う6つのコテージ
ホシハナヴィレッジには、それぞれスタイルの違う6つのコテージがあり、すいかハウス、イチカワハウス、土の家、カーリーハウス、ダムハウス、なかにわハウス、オーチャードハウスと名前が付けられています。
各コテージは離れているため、プライベート感たっぷりで、まるで別荘に来たかのような錯覚を覚えます。
こちらのオーチャードハウスは、木立に中にたたずむテラス付きのこじんまりしたコテージです。
オーチャードハウスの宿泊料金は、1泊目の宿泊が2800バーツ(約8680円)、2泊目~5泊目は1泊につき2000バーツ(約6200円)、6泊目以上は1泊につき1600バーツ(約4960円)と、長く泊まると安くなるシステム。(※1人ではなく、1室あたりの料金で各コテージごとに宿泊料金は異なります。
アンティークの開き戸は、夜になると表情ががらりと変わります。
室内には、チーク材の家具とナチュラルカラーのファブリック。
ベッドはツインなので、1~2人で泊まることができます。鉄のカーテンレールなどには地元のアーティストの作品が使われているのだとか。
キッチンもついています。冷蔵庫、ガスレンジ、電子レンジ、トースター、炊飯器、調理器具一式、食器類一式、調味料などが一通り揃っているので、近くのハンドン市場で食材を買ってきて、調理することも可能。
洗い場のある日本式のバスルーム、洗面所、トイレ。
タオル、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ハンドソープ、ドライヤーが備え付けられています。
布にくるまれ、そっと置かれていたオリジナルプロダクツのアメニティ。
・小林聡美主演の映画『プール』の舞台にもなったプール
ホシハナヴィレッジのプールは、小林聡美主演の映画『プール』(2009年)の舞台にもなった大きなプール。
パスコのCMもここで撮影されたそうなので、見たことがある方もいるかもしれません。
開放感たっぷりのプールは、昼間は太陽の光できらきら輝いてとても綺麗。もともとコテージが6つしかなく、宿泊者も多くありませんが、人気(ひとけ)のない早朝なら、広いプールを独り占めできるかもしれません。
夜はプールサイドでお酒でも飲みながら星空を眺めるのも、忘れられない思い出になりそうですね。
・バーンロムサイプロダクツのショップ
ホシハナヴィレッジの中にあるバーンロムサイショップでは、縫製場で作成している手づくりのプロダクツを買うことができます。
バーンロムサイとは、1999年に設立された、エイズによって両親を亡くし、自らもHIVに母子感染した子どもたちのための生活施設。ちなみに、バーンロムサイとはタイ語で「ガジュマルの木の下の家」、安心して過ごせる場所という意味だとか。
このバーンロムサイは、ホシハナヴィレッジに隣接しており、プロダクツの売り上げやホシハナヴィレッジの宿泊料は子どもたちの支援につながっています。
・屋外で受けられるタイ式マッサージの出張サービス
hoshihana villageでは、前日までに申し込みをすればタイ式マッサージの出張サービスを受けることができます。
タイ古式マッサージは、1時間コースが200バーツ(約620円)、2時間コースが400バーツ(1240円)。
ハーバル・コンプレスとも呼ばれるハーバルボールマッサージ(布にハーブ・薬草類を詰めて丸めたものを蒸して体に押し当てるマッサージ)は、2時間コースが500バーツ(約1550円)
そのほかオフィスチャージおよびマットの貸し出しとして、手配1回につき150バーツ(約465円)が必要です。
salaと呼ばれる広々とした東屋で、自然の風を感じながら受けるマッサージはとても気持ちがよいもの。
ぜひホシハナヴィレッジに泊まるときは出張マッサージをお願いしてみては。
木々や花々に囲まれた広大な敷地で、鳥のさえずりと虫の声を聴きながらゆったり流れる”なにもしない時間”を楽しめるホシハナヴィレッジ。日本人スタッフもいるので、言葉の面でも安心です。
滞在中、敷地内を気ままに歩き回る看板猫・タラちゃんにも出会えるかもしれません。
施設名:hoshihana village(ホシハナヴィレッジ)
住所:211 Moo 3 T.Namprae, A.Hangdong, Chiangmai 50230 Thailand
WEBサイト: hoshihana village(日本語・英語)
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
※記事中の金額は実際に旅行をした2016年8月のレート、1タイバーツ=3.1円で計算しています。