【誰にも教えたくない日本の隠れ家】ゆったりと艶のある時間を楽しめる蕎麦屋、台東区・吉原大門の「吉原もん」
|台東区・日本堤。
江戸時代に吉原が移転してきてからは「吉原土手」とも呼ばれ、多くの江戸っ子達で賑わっていたこの場所には、「土手の伊勢屋」と呼ばれる天ぷらの名店や桜鍋の名店「中江」など、100年以上の歴史を誇る名店がきらぼしのごとく存在している場所として、多くのグルメな人々を引きつけて止まない場所です。
また、日本堤はかつて、大阪市の釜ヶ崎、横浜市の寿町と並んで称される日本の三大人足寄場のひとつとして簡易宿泊所が多く見られ、日本の高度経済成長を支えた場所でもありました。
そんな場所も今ではその簡易宿泊所の値段の安さから、世界中のバックパッカーが集まる場所へと変貌しつつあります。
そんなニッポンのある種、本当の歴史が詰まっていると言ってもいい場所「日本堤」に、絶品のお蕎麦を味わえるお店があります。
それが今回ご紹介するお店「吉原もん」です。
・しっとりとした店構えで迎えてくれるお店
こちらのお店、しっとりとした店構えで迎えてくれるお店です。
お店黒板には当日のお蕎麦のそば粉の産地が明記されており、蕎麦に対する非常に高いこだわりを外観からも感じる事ができます。
さぁ、外観から期待させてくれる蕎麦店の暖簾をくぐってみましょう。
・メニューは黒板でチェック
こちらのお店、卓上のメニューの他に、黒板のメニューが存在します。
飲み物や食べ物など、店主自らが選んだその日の美味しい素材を美味しく食べさせてくれるため、黒板のメニューにもしっかりと目を通してみてください。
あとは自分好みのメニューを、思うがままにオーダーしてみましょう。
・味わっておきたい旬の素材をつかった天ぷら
こちらのお店、まず絶対に味わっておきたいのが天ぷら。
旬の素材をつかった天ぷらはどれも絶品です。
塩すだち、もしくはたっぷりの天つゆと大根おろしで、絶妙の揚げ加減の天ぷらを味わえば、最高の晩酌のスタート。
ただし、素材が無くなり次第終了してしまうものがほとんどのため、好きな天ぷらを頂くためには、ちょっと早めに来店することをオススメします。
・他にも美味しいお酒のオツマミ
こちらのお店、天ぷら以外にもお酒にあう絶品のオツマミを提供してくれます。
自家製の鴨味噌は鴨の味わいと味噌のコクがたまらない美味しさ。この鴨味噌さえあれば、いくらでも升酒が喉の奥へと吸いこまれていってしまいます。
もちろん、他にも美味しいものが目白押し。
肉豆腐はゆうに2人前はあろうかと思うほどのボリューム。たっぷりとした蕎麦ツユで味わい深く仕上げられた肉豆腐はこちらのお店でしか味わえない逸品です。
地鶏の炭火焼は、地鶏の歯ごたえとウマミを最高に味わえる逸品。たっぷりのネギとレモンで頂けば、スモーキーな地鶏のウマミをさっぱりと頂く事ができます。
他にも自家製のかまぼこは、新鮮な白身の魚をすりおろして蒸し上げた、絶品の味わいを楽しむことができますし、
自家製のらっきょは爽やかな味わいを楽しませてくれます。
・シメは最高の蕎麦
お酒とおつまみを味わったあとは、最後に最高の蕎麦を味わってみてください。
みずみずしい蕎麦は見た目にも鮮やかで、お腹いっぱいでもするするっと喉の奥に心地よく吸い込まれていきます。
その時その時の店主が選んだ味わい深い蕎麦粉をつかった手打ち蕎麦は、移り行く季節の香りをしっかりと感じさせてくれます。
夏が過ぎ、秋になっていく日本列島。
食べ物がさらにおいしい季節になったら、こちらのお店を訪れてみてはいかがでしょうか?
ゆったりとした艶のある雰囲気の中で味あう絶品の蕎麦は、時が経つのを忘れさせてくれるほどの美味しさを教えてくれるに違いありません。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 吉原もん (ヨシワラモン)
住所 東京都台東区千束4-36-1
営業時間 17:00~翌4:00 / [日・祝]17:00~翌2:00
定休日 年末年始・水曜日