松本が誇る国宝松本城の中を見学しよう!どっしりとした外見さながら天守からの眺めも抜群!

松本の街なかにどっしりとそびえ立つ松本城。戦国時代の永正年間に小笠原氏によって築かれた深志城が基となるこの城は、多くの市民や観光客から親しまれています。

特に晴れた日にはアルプスを背景に建つ姿が美しいほか、桜や藤といった季節の花々との組み合わせも素敵です。お城をぐるりとお堀が囲っており、桜の時期にはここで桜が咲き乱れ、またライトアップもされるので、その幻想的な姿とお城のコントラストを一目見ようと多くの人が訪れます。

松本城はお堀の外側から眺めるだけでも迫力がありますが、訪れたからには城の内部も見学することをおすすめします。黒門の脇に観覧チケット売り場があり、ここでチケットを購入すると門の内部にある本丸庭園や城の中、そして隣接する松本市博物館を見学する事ができます。

さっそく中へ入ってみましょう。本丸庭園では松本市の観光PRキャラクター、アルプちゃんのパネルが私たちを出迎えてくれます。更に甲冑や忍者の衣装を身につけた「おもてなし隊」も庭園内に現れ、一緒に写真を撮ってもらえます。お城を背景に忍者と写真を撮るのも、雰囲気が出て面白いですよ。

間近で見る松本城は、お堀の外から見たのとはまた違う迫力があります。場内は土足厳禁になっており、自分の靴はビニール袋に入れて持ち歩く事になります。

城内部の構造は興味深い物が多いです。例えば内側の床より50センチほど低く作られ、「武者走(むしゃばしり)」と呼ばれているこの通りは、戦闘の際に武士が矢玉を持ってここを走り回っていたことからその名が付けられました。

鉄砲や弓を発射するための「狭間(さま)」と呼ばれる小さな窓や、石垣をよじ登ってくる敵を撃退するための「石落し」と呼ばれる隙間など、戦国時代の城ならではの防備があちこちに見られます。

他にも鉄砲や甲冑、御殿跡から発掘された資料の展示などもあり、歴史好きの方には特に興味深い内容になっています。

また城の中の階段は急な物が多く、特に4階から5階にかけての階段はなんと傾斜が61度もあります。5階から6階にかけての階段もまた急です。誤って滑り落ちたり、頭上の梁に頭をぶつけないように注意しながら登りましょう。

最上階である大天守6階までたどり着けば、そこからは松本の市街地やその背後にある山々といった絶景が楽しめます。それぞれの方角ごとにどんな山が見えるかが写真で示されているので、ぜひ参考にしてみてください。天守内を吹き抜ける爽やかな風もとても気持ち良いですよ。

城内を見学し終えた後は、本丸庭園内を散策するのもお忘れなく。美しく整備された庭園内を散策しながら、様々な角度から松本城を眺めるのもおすすめです。

こちらの売店では松本城の関連グッズや松本のお土産が手に入ります。お城のポストカードや扇子など、お城を訪問したという記念に購入されてみてはいかがでしょうか?

松本城はゴールデンウィークやお盆の時期には特に込み合い、城内の入場制限がかかる事もあるので、この時期には早めの時間に行くことをお勧めします。

松本へ行かれたら、松本を代表する観光スポットである松本城をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

<観光情報>
国宝 松本城
開場時間: 8:30~17:00 (最終入場16:30)
休場日: 12月29~31日

GW、夏季、年始は開場時間が変更になります。
詳しくは松本城管理事務所へお問い合わせください(TEL 0263-32-2902)