アドリア海の女王ヴェネチアで水辺の美しい風景を探す旅に出かけよう!

旅人ならだれもが憧れる場所の1つ、ヴェネチア。「アドリア海の女王」や「水の都」という言葉の通り、この街は水と共に生きています。街を歩けば建物と水辺の調和した美しい風景があちこちに見られ、街の美しさは「水」なしでは語ることが出来ないほどです。

そんな水辺の美しい風景を求めて、ヴェネチアを散歩してみましょう。

運河が縦横に走るヴェネチアは、元々は干潟だった場所に作られた都市です。都市の歴史は5世紀まで遡り、人々は干潟に大量の杭を打ち込み、その上に建物を建てて都市を築いていきました。

かつては離島だったヴェネチアですが、現在では鉄道や車専用の橋で本土と繋がれています。とは言っても街の中では車や自転車が禁止されている為、観光手段は徒歩か船、またはゴンドラになります。

街の中はどこを見ても絵になるような風景が広がっていますが、中でもおすすめしたいのがリアルト橋からの眺めです。石造りの白い橋はそれ自体も十分に美しいですが、橋からの眺めもまた絶景なのです。

特に夕暮れ時には、オレンジ色の夕焼けと街並みとのコントラストが抜群に美しく、通行人の誰もが足を止めます。しばらくして陽が落ちれば、今度は橋周辺の店で明かりが灯り、ロマンティックな雰囲気を楽しむ事が出来ます。

リアルト橋には観光地として多くの人々が集まりますが、ヴェネチアにはそんな喧騒から逃れてひっそりと佇む美しい橋がいくつもあります。どの橋もこの街の生活にとっては無くてはならない物ですが、それらは同時にこの街の美しさを作り上げているのです。

夕暮れのサンマルコ広場の鐘楼を背に浮かぶゴンドラも、どこか哀愁めいた美しさがあると思いませんか?このようにして水辺を散策すれば、必ずどこかにあなたの心に響く風景が見つかるはずです。しかし冬にこの地を訪れる際は、海から吹く風がとても冷たいので防寒には注意が必要です。

ヴェネチアを訪れたのなら、ぜひ行っていただきたい場所がムラーノ島です。ヴェネチアングラスの生産地としても有名なこの島では、ショッピングはもちろん、ガラス工房やガラス博物館の見学も楽しめます。

他にもブラーノ島という島があり、こちらはカラフルな家の壁が特徴です。今となってはその風景は訪れる私たちの目を楽しませてくれますが、この色とりどりの壁の色にはある理由があります。それは、漁師が霧の中でも自分の家を見つけられる様にとの工夫でもあったのです。

水辺が作り出す美しい街並みを楽しめるヴェネチア。あなたのお気に入りの風景を探しに出かけてみてはいかがでしょうか?

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