スコットランドの首都エディンバラで世界遺産に登録されている街並みを楽しむ旅!

イギリス北部に位置するスコットランド。

その名を耳にして、タータンチェックやバグパイプの演奏を想像する方も多いのではないでしょうか?そんなスコットランドの首都が、東部のフォース湾沿いに位置するエディンバラです。

エディンバラという都市の名前は知っているけれど、具体的にどんな街なのか想像するのは難しいかもしれません。しかし今回ご紹介する街はなんと、旧市街と新市街が世界遺産に登録されている散策の楽しい美しい街なのです。

エディンバラがスコットランドの首都になったのは15世紀のことです。それまでの首都は北に60キロほど上った所にあるパースという街でしたが、ここでスコットランド王ジェームズ1世が暗殺された事をうけ、首都がこの地に移されました。

この街は旧市街と新市街とに分かれています。街の北に広がる新市街は18世紀後半に区画整備の一環として建設されたものです。それまで多くの市民が現在の旧市街のあたりに住んでいましたが、人口過密に加えて不衛生な環境が災いをし、貧しい人たちの間で病気が蔓延するようになりました。

当時は貧しい人ほど地下に住むことが多かったのですが、病気の流行が悪化するのを恐れた時の権力者は、地下への出入り口を塞いで彼らが出てこれない様にしてしまったのです。

その後は清潔な環境を求めて、現在の新市街で新しい街づくりが始まりました。その後この街は芸術や文化の中心として栄えるほか、その美しい街並はいまでも多くの人々を魅了し続けています。

すすで汚れたような暗い色の建物が、何とも言えない哀愁感を漂わせているエディンバラ。特に旧市街では重厚な作りの建物が多く見られ、この街が歩んできた歴史の重みを感じさせます。

暗い色の建物とは対照的に、通りに並ぶ土産物店やパブはどれも外観がカラフルなのが印象的です。ペチュニアやゼラニウムのハンキングバスケットは、とてもイギリスらしいですね。

中にはこんなに可愛らしいクリスマスグッズのお店も。筆者が訪れたのは8月でしたが、夏でもオープンしているクリスマスショップも面白いと思いませんか?ヨーロッパのオーナメントをお土産にするのも良いアイデアですね。

通りにはバグパイプの演奏者もいて、個性的な音色を奏でています。時期にもよるかもしれませんが街の中にはこの様な奏者があちこちにいるので、街に出ればどこかでバグパイプの生演奏を聴くことが出来ますよ。彼らが着用しているスコットランドの伝統衣装にも注目してみてください。

悲しい歴史を乗り越えて美しい街へと発展を遂げたエディンバラ。世界遺産に登録された街並みの散策を楽しまれてみてはいかがでしょうか?

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